マリリン・マンソン
まりりんまんそん
※ジョジョの奇妙な冒険に登場するスタンドについては取り立て人_マリリン・マンソンを参照
本名:ブライアン・ヒュー・ワーナー(Brian Hugh Warner、1969年1月5日 - )
芸名の由来はマリリン・モンロー+チャールズ・マンソン。「美の象徴」と「悪の象徴」を合わせたものとして名づけた。
なお、初期におけるバンドメンバーのステージネームも、女優+殺人鬼というルールに従って命名されている。
あらゆるフェティシズムを取り入れたパフォーマンスを披露するド変態。ちなみに一時期噂されていた自分のアレを舐めるため肋骨を抜いたというのはガセである。
ステーキ、コーンフレーク、砂糖が入ったものを好んで食べる。酒はワイン、アブサンを愛飲している。コーヒーは、コーヒー豆の缶の中に堕胎児が捨てられているのを見て以来飲めなくなった。
タバコやアブサンのプロデュースも手がけている。
熱心なキリスト教徒の両親のもと生まれ、カトリック系の学校で厳しい教育を受けたことの反発で麻薬や煙草に手を出すようになり、この時の経験が現在の「反キリスト」「反体制」的な歌詞やステージでのグロテスクなまでのパフォーマンスにつながったという。
特にアンチ・キリシタン(キリスト教そのものではなく、あくまでもキリスト教信者へのヘイトである)を露にした歌詞やパフォーマンスはアメリカ国内外(もっぱら、キリスト教圏)で物議を醸した。本人は悪魔教会の創設者のことは尊敬しており影響を受けていることを自伝で言及しているが、悪魔崇拝者であることは否定している。
また、周囲には屈折した性的嗜好の持ち主が多かったらしく、これも本人の精神面に大きな影響を与えることとなった。ボンデージファッションを嫌っているが、これは祖父がその手の性癖の持ち主であったことに由来するらしい。
2015年ごろ、海外の掲示板サイト「Reddit」にてファンから質問を受け付けており、ミュージシャンを志した理由としてジム・モリソンの自伝を読んで詩に興味を持ったこと、モリソンのバンド・ドアーズの詩の世界観に影響を受けたことを挙げている。また小学生の頃ドラムレッスンを受けていたことがあり、当時はジャズを習っていたがもっと激しいビートの音楽をやってみたいと考えていたと言及している。
そのパフォーマンスとは裏腹に普段は穏やかで知的な人柄である。
プライベートでは幾名もの女優とのロマンスを経験し、バーレスク・ダンサーでフェティッシュ・モデルのディタ・フォン・ティースと結婚。が、マンソンの浮気や薬物依存、さらにマンソンの母親との関係が原因で離婚し、裁判では猫3匹の養育権をめぐって争った。なお、性的搾取を告発する#metooの流れで過去の交際相手数名から交際中に暴力があったと訴えられ、ディタがDVを受けたことが離婚原因という説も浮上したが、ディタは明確に否定している。
2020年10月に、自身のアルバムのジャケットを撮影した写真家のリンゼイ・ウーシックと再婚した。
音楽性はハードロックやインダストリアル・メタル、オルタナティブロックをベースにしたロック。そして、アルバムごとに音を変えてくる。例えば「Antichrist Superstar」ではモダンヘヴィネスをベースにしたロックを展開していたが、「Mechanical Animals」では一転してポップなシンセサウンドをちりばめたハードロックに仕上げている。
音楽活動の他に画家としても多くの作品を発表している。