CV:浪川大輔
概要
デッドエンド(出会えば死ぬ)の二つ名を持つ魔族「スペルド族」の戦士。魔大陸ではスペルド族の中でも、特に危険で知らぬ者のいない悪魔として恐れられているが、本名のルイジェルドはあまり知られていない。
転移事件で魔大陸に飛ばされたルーデウスとエリスを助け故郷まで同行する。
人物像
寡黙で頑固な性格。「戦士は子どもを守り、仲間を大切にするもの」という矜持を持ち、それに反するものを悪辣外道として扱う。特に子どもを傷つける相手には容赦がないが、同時に子どもには優しく面倒見がいい。
戦闘能力
500年以上の戦闘経験を持ち、剣王のギレーヌ以上の強く、剣帝や北帝などの帝級剣士と互角に戦える実力者。額の宝石で周囲の魔力が見えるため乱戦や障害物の多い地形での戦いが得意。また、視線で相手の動きを誘導する魔族の戦闘法をエリスに伝授している。
指導者としては相手の悪いところを実戦形式で突いて言葉ではわからない部分を理解させる。ルーデウスにはさっぱり理解できなかったが、感覚派のエリスはギレーヌよりも良かったと言っている。
装備
- 白い短槍
スペルド族の体の一部でもある三叉槍。スペルド族は産まれつき三叉の尻尾が生えており、ある一定の年齢になると突然硬化して抜け落ちる。槍は体から離れた後も体の一部で使えば使うほど、その鋭さを増し本人の鍛え方次第で、決して折れずあらゆるものを貫く最強の槍になる可能性もある。
過去
かつては魔神ラプラスの親衛隊長だったが、ラプラス戦役中期に魔神ラプラスの作った呪いの槍を使うことをスペルド族の戦士団に強要した結果、戦士団ともども呪いの槍に精神を蝕まれてゆき、敵味方の区別が付かなくなって自分の息子も殺めてしまった。この際、息子が呪いの槍を折ったことで正気に戻って魔神ラプラスへの復讐を誓う。数年間の潜伏生活の末、魔神殺しの三英雄と魔神ラプラスの戦いに横槍を入れて一矢報いた。
ラプラス戦記終結後、スペルド族は、敵味方問わず同族さえも皆殺しにした悪魔の種族として人族・魔族を問わず世界中から恐怖と嫌悪を抱かれるようになり、迫害されるようになった。
自分のせいで失墜したスペルド族の名誉を回復しようと、子どもを助けて悪人を見つけては殺して回っていた。しかしその行為は却って周囲の恐怖を煽ることになってしまい、子どもばかりを狙う怪物「デッドエンド(出会えば死ぬ)」と呼ばれて魔物のような扱いを受けるようになった。