概要
京王9000系とは京王電鉄の通勤型電車である。2000年より、抵抗制御の6000系電車を置き換えるために製造が開始された。京王で初めて、IGBT素子によるVVVFインバーター制御を導入した。本系列では、地上線用の0番台と地下鉄乗り入れ用の30番台があり、どちらも本項目で解説する。
0番台
2000年から2004年にかけて8編成が製造された、本系列の基本番台である。都営地下鉄新宿線との直通を見越して設計されているが、2021年現在直通の準備工事がされているのみで、本工事は行われていない。また、2020年度から、前照灯がハロゲンからLEDに交換されている。
30番台(9030系)
2005年から2009年にかけて20編成が製造された、本系列の地下鉄乗り入れ車。0番台との主な変更点は、車内案内表示器がLEDから1画面LCDに変更された(2017年より2画面LCDへ交換)のと、ドアの形状がJR東日本E231系電車に似たものとなった。最終増備車両である9730編成は、「KEIO」ロゴが前照灯の下に設置されていた。(現在は他編成と同じ前照灯の上に修正されている。)