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概要編集

府中駅・北野駅で実施されていた連続立体交差化事業の完了を機に実施予定のダイヤ改定に備えて6000系以来となるフルモデルチェンジ車として1992年から1999年にかけて製造された。


1世代前の7000系同様のステンレス鋼製20m級両開き4扉車体とし、車内はオールロングシートとなっている。足回りはGTOサイリスタのVVVFインバータと出力150kwの三相交流誘導電動機の組み合わせ。


正面貫通路はあるものの、都営新宿線への入線は出来ない。(京王新線の新線新宿までは入線できる)


当初は休日の特急での途中駅分割を想定した6両編成・4両編成と単独運用前提の8両編成が製造されたが、後に6両編成と4両編成は10両固定編成へ改造された。


事故による代替新造編集

2008年8月28日、高尾山口発高幡不動行各駅停車に運用中の8728編成が高尾線の高尾山口-高尾間のトンネル出口付近軌道上に運転手が土砂流入を認め、非常制動の手配を取るも間に合わず乗り上げて脱線。クハ8728の前面と右側面を損傷した。


この事故でクハ8728は修復不能と判断されて廃車となり、代替として8714編成の中間に組み込まれていたクハ8814を召し上げ、2代目クハ8728に改番・組み込んで8728編成を復旧させた。


1両を失った8714編成は東急車輛で新造された中間付随車サハ8564をクハ8814が連結されていた位置に組み込んで運用に復帰した。そのサハ8564の新宿側貫通扉は塞がれていた。当然、6号車~7号車間の通り抜けが出来なくなる為、後述の10両固定化改造は最優先で施工された。


機器更新と10両固定化改造編集

2013年3月からGTO-VVVFの予備部品確保と省エネ化のために機器更新が開始。

最初に施工された8730編成はデハ8030-デハ8080に日立製のIGBT-VVVF+全密閉型モーターへ、デハ8130-デハ8180は東芝製IGBT-VVVF+PMSMへとそれぞれ更新した。


同時期に6両+4両の中間先頭車の運転台を撤去し、10両固定編成へと改造し客室のリニューアルを施工。中間車化改造は運転台部分の鋼体を撤去し、シルバーメタリックに塗装された普通鋼製の切妻の構体を取り付けるという方式をとった。優先的に施工された8714編成のみ、塞がれていたサハ8564の新宿側貫通扉を開放する工事が行われた。


なおこの工事で撤去されたクハ8809の先頭部は現在京王れーるランドに展示されている。


関連タグ編集

京王電鉄 京王線 京王新線 京王相模原線

8000系

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