概要
実際の社会で起こる物事を見て、その事を分析し、それらを批評し表現して表した物事。もしくはそうしたことを重視する姿勢･スタイルを指す。
上述のように、真に社会派とされるためにはどんな形であれライターやクリエーター自身による分析や考察を踏まえる必要があり、ただ特徴や問題点を列記するだけなどの『意識しているだけ』な状態では正確には社会派とはされず社会派風といった表現をされることもある。
ただし、「分析」や「考察」といったものは個人や集団によって解釈が微妙に異なるケースも多く、必然的に社会派という概念も時と場合によって都合よく解釈されている場合が多い。
このため、創作等でこれを用いる場合、社会一般（政治･経済･事件･風俗･流行ect）への分析だけでなくある種の皮肉（＝風刺）を絡めて表現されることも多く、社会風刺や社会批判などと混同して用いられていることもままある。
例えば社会派小説と呼ばれる作品群も、分析重視と風刺メイン、あるいはただ単に時事ネタ要素が多いだけの作品が並立しているのが実態であったりする。
意識高い人たちが気取ってこうした言動を行うことも多いが、しつこすぎたり極端な意見を連発すると「政治厨!」「空気読め‼」「ソース出せ‼」と周囲からバッシングされるためほどほどにしておこう。
また、医学界の権威を自称する伊集院（女医）は中学生頃の少年少女に多く見られる『急に社会問題に興味を持つしぐさを露骨にし出して、大げさに陰謀論を吹聴したりそこから自分で勝手に絶望する（※多くは本やネットの受け売りで特段に詳しいわけではない）』といった症状を中二病と定義し、社会派とは区別している。
