モンスターハンターシリーズに登場する武器のひとつ。
概要
初登場は『モンスターハンター3(トライ)』(MH3)、MHPでは『モンスターハンターポータブル 3rd』(MHP3)で登場した。
二形態への変形機構を有し、斧形態での広い攻撃範囲や剣形態での心眼効果など、どちらも攻撃性能に特化している。
スラッシュゲージと覚醒ゲージの2つのゲージを持ち、それぞれを管理しつつ戦う事が重要。
スラッシュゲージは納刀状態、斧モード中に自動で回復する他、剣から斧への変形斬りでも若干回復する。スラッシュゲージを溜めなければ火力の高い剣モードへの変形ができないため、剣モードで使いすぎないように心がけたい。
覚醒ゲージは剣モードの攻撃を当てる度に溜まっていき、最大まで溜まると覚醒状態になる。覚醒状態では斧、剣問わず全ての攻撃に武器ごとに設定されたビン効果の追撃が付与される他、剣モード最大火力の大技属性解放突きが零距離解放突きに変化する。零距離解放突きは最初の剣での突きがヒットすると、何とハンターがモンスターに張り付いて密着した状態で属性解放突きを行う。この最中にはスーパーアーマーが付いているため振り落とされたりすることも無く、確実にフルヒットさせることができる。
相性の良いスキルとしては変形斬りの威力やスピードが上昇する高速変形や覚醒状態の時間が長くなる強化持続。また回避に頼らざるを得ない都合回避性能や回避距離UPもあると嬉しい。
MH3で狩猟笛がオミットされたことについてのイラスト。
斧形態(アックスモード)
ビン効果を持たないものの一撃の攻撃力が非常に高く、特殊攻撃としてスタミナを消費しながら、その場で∞の字を描くように連続で攻撃する振り回しを出すことが可能。
また、振り回しは、シビれさせた(もしくはダウン中の)モンスターに対して非常に有効である。
振り上げは非常に高いところにまで攻撃範囲が及び、威力も高め、出も速めなので尻尾切りに役立つ。ただし、MHRise以外の作品では味方を吹き飛ばすので乱発は気を付けたい。
剣形態(スラッシュモード)
太刀か大剣に近い動きとなり、内蔵されたビンの効果で強力なビン属性を帯び、特殊攻撃の属性解放突きは絶大な威力を誇る。
また余程の切れ味の悪さでなければ、常時心眼が付くので硬い敵にも有効。
斧モードに比べ、リーチが短くなって移動がさらに遅くなった代わりに、モーションが短くなり、心眼とあわせて足を止めての部位破壊に特化した性能となる。
誤解されがちだが、属性解放突きで解放されているのは「ビン属性」であり、特に属性値が増してるわけではない。もちろん、多段ヒットしているので単純な属性値ダメージは高い。
ちなみに竜撃砲と違い、肉質は無視しない。どちらかというと双剣の乱舞に近い性能。
また、それぞれに特殊なビンが装備されているが、各種で固定されているので取り外しは不可能。ビンごとに覚醒ゲージの溜まりやすさが異なるので、武器選びの際には参考にすると良い。
なお勘違いされることが多いようだが、属性解放突きの属性はビン属性=ビン効果を表しており、斧形態でも通常の属性は乗っている。
但し龍属性だけは別で、斧でも龍属性が乗っているものは非常に少なく、それ以外では「滅龍ビン」を装備している種類の剣形態でしか使用できない。
属性ビンの剣斧を覚醒させた場合、基本的にビンの属性が出現する。
ちなみにリロードは動作ひとつひとつが力強く、隙は大きいがとてもカッコいい。
弱点
攻撃面は十分だが、その代償に防御面は非常に弱く、
・抜刀・納刀や攻撃のモーションが長い
・抜刀時の動きが遅い
・攻撃モーションから左右への回避行動につなぐとステップ移動になってしまう
と、大剣やランス・ガンランスのような「近接では回避ではなくガード」という戦術を強いられる特性を持ちながらガードが不可能という欠点を持つ。
要は使う人を選ぶロマン武器なのだ。
カッコいいなら問題無い。
しかし、属性開放突きは、予備動作中も攻撃力を持つ上に任意での中断が可能であり、スラッシュゲージという形で使用制限が視覚化され、さらにリロードで時間短縮できるなど実用性が高い分、ガンランスの竜撃砲よりは浪漫分が低いとの意見もある。
MHF
MHF₋G10にてMHFにも遂に参戦。スラッシュアックスという名称の後にFの名を冠する。
Fの名を冠する理由は、MHFの環境に適応、改変を繰り返した結果CSシリーズのそれとは別物になったため。
解禁されるのはG級に昇格してからとなる。
が、穿龍棍と違いストーリークエストを進めなくても昇格するとすぐに使えるようになる。