過干渉
かかんしょう
他人の生活に必要以上に干渉する行為。
概要
他人の生活に必要以上に干渉する行為。
主に毒親が自分の子供に行う。
過干渉の例
- 食事・風呂・睡眠・起床など日常生活の時間を細かくコントロールする。
- 交友関係を必要以上に詳細に探りたがる。
- 些細なことを質問攻めにする。
- 外出の際に行先・用事・帰宅時間を管理したがる。
- 訊いてもいない人生訓や理想論(特にエリート志向)を、時間を割いて語ってくる。
- 進学や就職活動(前者は偏差値が高い進学校、後者は弁護士や医者、プロスポーツ選手と大方に渇望されるような職業が殆どを占める)、子供の人生に対して、子供の希望より自分の意思を押し付け、社会に出るまでは塾や習い事は言わずもがな裕福な家庭では英才教育を強引に受けさせるところも多い。
このような親は殆どが高学歴だが自身が過干渉であるという意識が無いため、嫌がってもただの反抗と捉えられてしまい、反省を促すことは非常に困難である。
- 基本的に実力主義で他人の失敗例を挙げてたり、子供より能力の低いを見下して反面教師にする。
詳しくは「毒親」の項目も参照。
問題点
子供をほったらかしにしても問題だが、干渉のし過ぎも問題である。
具体的には、子供の反発を招き、家出や非行、家庭内暴力、ニートなどに走る原因となり、気付いたときには詐欺や不倫といった犯罪を繰り返したりと社会復帰が不可能に陥ることも少なくない。
他人を信用していないにも関わらず他人を自分の為に利用したり、騙したりするようにもなる等、コミュニケーション能力や社会性、倫理観も低くなる。
ストレスによるうつ病やパニック障害のきっかけになる事もある。
実家と絶縁され、将来的に親が寂しい思いをする事態にも陥りかねないが、この場合は自業自得としか言いようがない。
本来、子供に対しては社会を困らせないため、子供が進路に困らないためのしつけと愛情だけで十分である。
それ以上にあれこれ干渉するのはもはや親ではなく血の繋がった他人である。
基本的に親と子供は血の繋がりがあるといっても他人であるということを忘れてはならない。
反面、過干渉された子の殆どは学生時代は成績優秀でエリートや高学歴に育ちやすいがこういった子も将来的に毒親に育ち、性格にも歪みが生じやすい。
総じて子供を過干渉させる親も大方は自分の親に過干渉されて育ったのである。