概要
未成年者(青少年)が行う違法行為や反社会的とみなされる行為のこと。
広い意味での「非行」は道義にはずれた行為。不正行為一般を指すが、現代では青少年が行う「不良行為」(実践すると不良少年と呼ばれるような行為)のことを指すことが多い。
喧嘩や恐喝や薬物乱用などの刑法犯や特別法犯だけでなく、それ自体は犯罪ではないが将来罪を犯す行為をするおそれがあるとされる「ぐ犯」(虞犯)行為、例えば少年法で定められている「正当な理由なく家庭に寄りつかない」「いかがわしい場所に出入りする」「犯罪性のある人もしくは不道徳な人と交際する」など、「保護・教育の必要等の観点から、将来を予測して審判・保護処分の対象とされる」行為も含める。
暴力団などの構成員と付き合ったり、暴走族に加入したり、盛り場を深夜徘徊したりするなどの「ぐ犯少年」(=非行少年)は、警察により、家庭裁判所に送致したり、児童相談所等への通告の対象となる。