雲母
うんもまたはきららなど
鉱物の一種。あるいはキャラクターの名。
名前としての使用
鉱物としての雲母
うんも。英名はマイカ(mica)。その光沢から「きら」「きらら」と言う別名もある。
六角板状の結晶をなす珪酸塩鉱物。花崗岩などに含まれ、薄くはがれやすい。弾性に富み、耐火性が強く、真珠みたいな光沢がある。
耐熱性で電気を通しにくい性質を持つため、電気製品の絶縁材料や、電子部品の誘電体として用いられる。また、その光沢からメタリック塗料(パール塗料)の材料としても利用されている。
校庭や公園などの砂にも良く混ざっているため、鉱石の中では名前は知らなくても見たことがあるという人が多いと思われる。
透明な石英を「ダイヤモンドのかけら」といったり、白っぽい長石を「化石」といったりして遊んでいた人ならおそらく理解できると思うが、雲母はまさに「黄金のかけら」であり、金のように不透明な黄色で輝き、金箔のように薄く剥がれるという特徴がある。
関連タグ
吉良氏:忠臣蔵の仇役の吉良上野介でも知られる江戸時代の高家。「きら」の語源は領地である三河で雲母が取れたことからとされる。
雲英;苗字の一種。上記の「吉良」にちなみ、吉良氏の一族が建立した寺の僧侶が、明治になって戸籍を作った際「雲英」で「きら」と名乗ったことから使われるようになった。