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コンデンサーよりもコンデンサの方がタグの使用数が多いが、これは、工学分野では、外来語の最後の長音符を記載しない慣習があり、分野・時期・企業などにより対応が分かれているためである。かつてJISの表記規格では、一定の基準で長音符を省略していた(省略しなくとも誤りというわけではない)。

容量の単位はF(ファラッド)

概要

コンデンサ【condenser】(和名:蓄電器)とは、一時的に電気を貯めることができる部品(ただし英語では、この意味ではキャパシタ【capacitor】と呼ぶのが一般的)。

電流が流れている時は電気を蓄え、電流値が減少するとその分放電する性質を持つ。

直列に接続すると容量は逆数の和となる、並列に接続すると容量が和となる。(つまり抵抗の計算の直列・並列を入れ替えたのと同じ、電圧は同じ計算)

周波数が高くなるにしたがって電気が通りやすくなる(実際は構造上の上限がある)ので不要な雑音を短絡させて逃がしたり、コイル抵抗器と組み合わせるなどして周波数帯を制限する部品としても使われている。

カメラのフラッシュなどにも使われている他、非伝導体は全てコンデンサとも言えるので

高圧電線の電線間の空気、電線と地面の間の空気、プリント基板の線と線の間にすら存在する。

この「コンデンサー効果」と呼ばれる性質()を利用した機器に、コンデンサーマイクがある。

コンピュータのクロック数を引き上げる際に、このコンデンサー効果が障害になることもある。

使用上の注意

セラミックコンデンサ、マイカ雲母)コンデンサ、マイラ(ポリエステル)コンデンサ、電解コンデンサなどなど多数の種類がある。

コンデンサのうち、 電解コンデンサには極性があり、誤ってプラスマイナスを逆に挿したまま電圧をかけるとコンデンサが壊れるか 最悪破裂するダメ。ゼッタイ。

電解コンデンサは経年劣化しやすく、古い機器で故障が起きた場合は大抵これを交換して該当する新品に付け直すと復活する事が多い。

近年では電解コンデンサはスペースを多く取るため、積層セラミックコンデンサに置き換えることが多い。極性も持たないため作業の効率も高まる。

補足

・・・「浮遊容量」や「寄生容量」と呼ばれ、これが問題になる場合は回路図上に点線や注釈書き付きでその個所に描かれている。

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