「君のライブは僕が守る」
曖昧さ回避
- 「キラッとプリ☆チャン」に登場するマスコット。本稿で解説
- 「マリオパーティ6」に登場するキャラクター。昼間のターンでの進行を務める。
プロフィール
概要
キラッとプリ☆チャンシーズン3から登場する、白い猫の姿をしたマスコット。普段はアリス・ペペロンチーノとともに生活している。首元に太陽をあしらった飾りの付いたリボンを付けているのが特徴。
アリスが赤ん坊の頃にサーカス団に拾われた時には既に傍らに居合わせておりそれ以来、おそらく10年以上の長い付き合いである。普段はアリスの頭や肩に乗っており、生計を立てる彼女のために移動販売のアルバイトを手伝ったり寝泊まりに使うペペロンチーノ号の運転も務めていたりしている。
人物
少年のような口調で話す。悩めるアイドルやマスコットの前に現れては助言をしており、口調のせいか一見そっけなく見えるものの実際は思いやり深い性格である。
ルルナらマスコット達と同様にアイドルマスコットの姿を持っている。その姿の時は常に白鳥アンジュが纏っていたものと似たキラキラしたオーラを身にまとっており、立ち去った後にはオーラが地面に残るという特徴も共通している。その容姿は目にしたアリスが少し頬を赤らめる程の美貌だが長い髪型に対して前述の通りの男性的な口調のために中性的で性別は曖昧。
ルルナと同じく飛行や瞬間移動が可能で、ライブを控えたキラッCHU達に付いたバッジにオーラを送り込み新たなコーデを授けていたりと様々な能力を持っている。
しかし猫の姿で寝ている時のみアイドル形態に変身できるらしく、普段は変身した際の記憶を失ってしまっている様子。姿を戻した際にはいつも眠そうにしている上に、自身が変身できる事すらも自覚していない。いち早く正体に勘づいたえもにアイドル形態の事を聞かれても即座に自分は人間の姿になれないと言って否定していた。
プチ・アイドル形態の中間であるプリティーマスコット形態は存在せず、ゲーム(プリたま4弾以降)ではプリティーアイドルの段階に進化しても外見はプチマスコットのままとなる。
アリスによる回想では、幼いアリスが高いところから落ちた時に彼女を助けていた。その見た目は昔から変わっていないのだがその出来事が起こった年代はアリスの見た目からして約10年前。プリたまGOもまだ無いであろう時代から姿を変えずにずっと存在している事になっており、キラッCHUら普通のマスコットとはかなり性質が違うであろう事が仄めかれている。
記憶を失っているせいかルルナの事は知らない様子なのだが、彼女はソルルの姿を見るや否や凄い剣幕で彼の事を睨んでいる。彼女は「あの子(アリス)のライブが貴方の記憶を呼び覚ます!」と怒鳴っており、ルルナが言う「計画」の障壁となるソルルの記憶がアリスのライブによって戻る事やアイドル形態に成長する事に反発しているようだ。
アリスがアイドルとしてデビューしてからは日中でも眠くなる事がより多くなっている様子である。ただ、どちらの姿でも主に「アリスを守る」ために行動している模様。
真実と正体
ソルルとルルナはそれぞれ双子の輝アリスと輝イブに幼い頃から付き添っているマスコット。アリスの付けるイヤリングは、ソルルが幼いアリスのマスコットになる事の印に胸にあったバッジを取って授けたものだった。
ソルルが記憶を失った原因はルルナとの対立。ルルナの掲げる「全てをマスコットが支配する未来」に反対した結果、計画の邪魔にならないようにとルルナがソルルを攻撃。防衛したもののアリスに気を取られた一瞬の隙を突かれ攻撃を受けてしまい、自身を掴んだアリスと共にサーカス団の輸送車に落下。記憶を失った状態で約15年もの間サーカス団で過ごし続けたのだった。
その正体は、15年前にアリスとイブの両親によって行われた実験によって人間の世界へと降り立ったバーチャル世界の住人である。そのため、カガヤキ・コーポレーションによって開発されたプリたまGOから誕生した元々バーチャルな存在であるメルパン達とは明確な違いが存在する(例:環境光の影響を受ける点、アイドルマスコット形態において金色の厚みのある羽を持っている点など)。
「互いに協力すればもっと素敵なことが起こせる」という信念のもとソルルは人間に対して「友達」という形で、ルルナは「管理」という形でそれぞれ人間に対しコンタクトを取ろうとしており、その結果として二人の間に軋轢が生じ対立を生む原因となってしまった。
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劇中での活躍
102話にてアリスと共に初登場。シーズン3の序盤ではアリスと共にいる事がほとんどだった。
119話にて後ろ姿と膝上から首あたりまでであるがアイドルマスコットの姿で登場。その回では輝イブとラビリィの前に現れ、二人が後を追いかけた先で宇宙空間らしき場所に2人を引き込みアリスの元に導いていた。
アリスが作曲で悩んでいた際にはアイドル形態で彼女の前に現れ、サーカス団のビデオを見せて元気づけた。その後空を舞い彼女をお姫様だっこでライブ会場へと連れて行ったがすぐにアリスの前から去ってしまう。
その後プリンセスカップで優勝を飾ったアリスの元に登場。プリたまGOからアイドル形態で現れイルミナージュライブにアリスを導いたが、ライブを終えた頃には既に姿を消しており観客席から猫の姿で飛び出してアリスを祝福した。
アリスにスペシャルライブをさせないようにとルルナから要求された際には強く反発。彼女によってライブを強制的に中断させられると単身でアリスのプリたまGO内に乗り込みルルナと対峙した。「僕はただ、アリスが笑顔じゃなきゃ嫌なんだ!」そう叫んだ直後にアイドル形態へと変身。ソルル自身が披露したライブの力によってアリスのステージには光が戻り、アリスは無事ライブを披露する事が出来たのだった。
イブが優勝したもののイルミナージュライブを中々起こそうとしないルルナの元に人間の姿で現れる。そんなルルナに「本当は行きたいんだろう?」と優しく語り掛けるも中々イブの元に行こうとしない彼女に対し、そっと背中を押すことでイブとルルナをイルミナージュライブへと導いた。
そしてプリ☆チャンランドでのアリスとイブのライブやお互いの接触により二人のイヤリングに力が宿りついに失われた記憶が復活。そこでソルルはアリスとイブの関係について語るのだった。また、ルルナを失ったイブに対しては「自身がアリスとイブのマスコットになる」と胸を張って宣言した。
なお、記憶が戻った事でルルナと同様にプチマスコット形態とアイドルマスコット形態の姿を自由に切り替える事ができるようになった様子。
しかしある日、日向ぼっこしている最中に空から何かの気配をキャッチする。その後雨の中しょんぼり佇むルルナの元へと手を差し伸べたのだった…
クイーンズグランプリ編
イルミナージュクイーンがミラクルキラッツに決まってパレードが行われた矢先、プリ☆チャンランドを乗っ取ったルルナと共にプリ☆チャンアイドルの元へと突如現れる。
(たまに哀愁漂う目をルルナに向けつつも)何も言わず彼女に付き従うソルルの真意は、マスコットこそが完璧な存在だと信じ、マスコットによる支配を目論むルルナを止める事だった。そのためにソルルが一芝居打ち、あえてルルナに付き従うことでキラッツ達に説得させる事を狙っていたのだった。そしてマスコットとアイドルの絆を目にしたことで、無事にルルナはイブとの和解を果たしたのである。
人とマスコットの可能性を最後まで信じ抜いたソルルと、信じる事のできなかったルルナ。互いに秘めたその想いは彼らの個人曲にも表れている。
…しかし彼女の協力を取り付ける事が必要だった原因、それは宇宙から地球へと迫りくる謎の天体であるバグホールに立ち向かうためだったのだ。
和解したルルナと地球を守るべくバグホールへと向かったものの、二人のライブの力をもってしてもバグホールを止めることは叶わず遂に追い込まれてしまう。
だがキラッツ達を初めとする、ソルルとルルナを含めた過去最大級の総勢17人のライブによってバグホールの撃退に成功する。これによって地球には無事平穏が戻ったのだった。
しかし、ソルルはバグホールは再び地球へと降り注ぐ存在であることをアイドル達へと告げる。また、その危機から救う盾となるべく自らは結界となること、そして、そうするためにこの姿を捨てること。つまり皆に会う事はもうできないということを。
涙ながらに引き留めようとするアリスとイブに対して「皆と心は繋がっているさ!」と言い残すと、ソルルとルルナの二人も涙を浮かべながら空へ向かい飛び去って行く。
アリスの「ナイト様」として彼女を見守り続けてきたソルル。その庇護の対象はいつしか彼女のみならず、地球全体となっていた。
地球に恒久の平和をもたらす文字通りの「盾」として、信じ抜いた人々を守り抜く存在へと彼らはその姿を変えるのだった。
「目覚めたら 世界は変わるって "だから言ったのに"
誓っていい どんな時だって キミを守り抜こう」
楽曲
曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
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Despertar del SOL! | 松井洋平 | 矢鴇つかさ | 矢鴇つかさ |
「Despertar」はスペイン語で「目覚め」という意味。「太陽の目覚め」といった意味か。
曲調や歌詞、振付はルルナの「Lustro della LUNA」と対になり、時には重なり合ったりと、マッシュアップを前提とした対応曲。
太陽と月、二つの旋律が重なり奏でられるその曲名は「Awakening Light」。
余談
アイドル形態で初めて顔出しをした124話の劇中ではまだ明言されていなかったものの、その1時間後にYoutube上で配信された「プリティー情報局11月号」上で新キービジュアルと共にソルルだと明言された。ちなみに劇中でその姿がソルルと明言されたのは135話。ルルナがアイドル形態の彼に対して名前を呼んだのが最初である。
プリたま4弾の直前からはプリたまGOでソルルを育てる事ができるようになった。アイドルマスコットに成長させる事もできるのだがその際のセリフは「やったー!おおきくなったルル!」。本編中では初登場の頃から「ルル」という語尾は使っていない。没設定になったようだ…
プリたま6弾からは記憶を取り戻した事によるものなのか、ルルナと同様にフォロチケのランクがプリンセスランクのクラス10となる。プリ☆チャンの中で最高クラスのランクに君臨するソルルとルルナ。筐体でも彼らは最後の砦としてプレイヤーに立ちはだかる。