CV…山内健嗣
モチーフ:司馬懿+デスティニーガンダム
概要
ラクヨウ領主の董卓プロヴィデンスガンダムに仕える家臣。
かつては諸葛亮と同じく科学者である張角の弟子だった。つまり諸葛亮の兄弟子である。
主であるはずの董卓も含め、誰に対しても殷懃無礼な物言いで接する。
目を合わせた相手を一時的に洗脳する能力を持っており、(その際には司馬懿と洗脳相手の眼に一瞬だけ禍々しい文様が浮かぶ)その力で様々な場所で暗躍する。
諸葛亮に嫉妬を含めた並々ならぬ執着を抱いており、彼と対峙した際には張角が諸葛亮を評価していた事への不満を口にしていた。
『三国創傑伝』
前日譚に当たる『蒼翔紀』において、張角の弟子として登場。曹操が張角に援助することを聞いた際には「面白いことになりそうだ」と呟いていた。
本編の時期には董卓の家臣として行動、BUGについて董卓に抗議しにきた曹操に対し、前述の洗脳能力でその場は引き下がらせ、諸葛亮を連れた劉備たちが張角の研究所に訪れたのを物陰に隠れて確認し、BUGをけしかける。
ブルーウィング、レッドタイガー、ドラゴンズウォッチが董卓討伐のため同盟を組み、ビクトリータワーへと乗り込んだ際に動揺する董卓にBUG軍団や呂布たちに任せておけばいいと洗脳含めで言いくるめ、変わり果てた張角の元にたどり着いた諸葛亮が師から介錯を頼まれるのを潜んで覗き見ていた。
董卓が倒された後、ラクヨウに貯蔵されていたトリニティが枯渇していた事に絶望していた曹操に「国民をBUGにする事で世界を救え」と洗脳をかけ、彼の配下に収まる。
『蒼翔紀』ではこの部分に補強が入り、その場で洗脳は行わず「BUGがトリニティを必要としない生物」である事に有用性を示し、意志を持たない怪物になる事へは「民が持っているのは意志ではなく欲望」と反論し彼に揺さぶりをかけ、彧旬が配給に不満を持った民に殺害された事にショックを受けた際に再び民の本質を突き付け、曹操を倒れるほどに追い詰める。その際に曹操の精神に介入したらしいが、利用していたはずの幼い曹操に「お前の言葉なんかなくても自分はこうしただろう。この曹操を操れると思うなよ!」と返され、それに対して驚きつつも面白いと評した。
黄化トリニティ拡散を止めるべく劉備たちと別行動をとっていた諸葛亮の元に姿を現し、禍々しい姿へと変身し彼を殺害しようとするも寸でのところで劉備に阻まれ、リーブラ撃墜によって企みが完全に潰えたと見て姿を消した。
明言はされていないが、BUGを生み出す『黄化トリニティ』をキングダムワールドに撒いた張本人と思われる。
一部推測が入るが、張角は『黄化トリニティ』を作り出してしまった際に危険性を察し破棄しようとしたが、それによって発生するBUGに目を付けた司馬懿は、時期は不明だが師匠である張角を『黄化トリニティ』の発生源へと作り変えた。
更に曹操たちが初めてBUGと接触した時、感染者となっていた袁紹はラクヨウで曹操を襲撃した後、一人になったところで司馬懿が袁紹のそばに姿を現したシーンがあった事から、その際に袁紹を黄化トリニティに感染させたと思われる。
『ワールドヒーローズ』
OPにて敵ボスのような扱いで存在感を発揮。
前作から姿を消していたが、様々な国で人を狂わせトリニティによって作られた謎の仮面『ダークマスク』の製作者として、劉備たち前作のキャラ達が真っ先に候補に挙げていた。
そしてついに、ムシャワールドにて前作の一件から償いとして司馬懿を追っていたと思われる曹操がその後姿を見つける形で再登場、「利休ガンダム」と姿を変え、信長ガンダムエピオンの部下である光秀をそそのかし謀反を起こさせる。しかし、その目的は力を欲する信長にダークマスクを与え自分の側に引き入れる事であり、光秀の時と同じく利休の姿で信長の前に現れ、正体を見破られてなお覇道を続けるよう唆し、彼を引き込むことに成功する。
思惑通りに事が運んだ際には用済みになった光秀に対し「おみくじに頼るようでは天下を取る器ではない」と嘲笑した。
余談
ワールドヒーローズにて、光秀をそそのかす際に彼が引いていたおみくじが全てアッグだった事と傍の地蔵に化けていた事から「まさかあれ(ガシャポンの中身)全部アッグにすり替えて用意したのか?」「ずっと地蔵の姿で待ってたのか?」と疑問を抱かれている。
なお、彼が変装した「利休ガンダム」の帽子にはひらがなで「しばい」と読めるような模様が入っていたため、「自己顕示欲が強いのか?」「隠す気ないだろコイツ」とデザイン的にもシリアスな笑いを誘った。
モチーフになった機体が『ワールドヒーローズ』のキーキャラクター「悟空インパルスガンダム」のモチーフである「インパルスガンダム」と同じパイロットの使用機だった事から何かしらの関係があるのでは?と視聴者から見られている。