椿鬼奴
つばきおにやっこ
概要
吉本興業東京本社所属。東京NSC4期生(夜間部)。
独特のメイクで披露する「セクシー講座」と題した漫談で知られる。
ハスキーボイス(本人曰く「酒焼け」とのこと)が特徴。これを活かしてものまね番組に出演することもある。
本名は佐藤 雅代(さとう まさよ)。旧姓は宮崎。夫はお笑いトリオグランジの大(佐藤大)である。
愛称は「奴(やっこ)さん」、「奴姐さん」など。先輩芸人からもこのように呼ばれることがある。
2010年代後半からは音楽活動も行なっている。藤井隆・レイザーラモンRGと「好きな洋楽をカラオケで歌うだけのイベント」として「Like a Record round! round! round!」を開催しており、2014年には、藤井が主宰する音楽レーベル「SLENDERIE RECORDS」所属のユニットとしてイベントと同じ名前でCDをリリースしている。2018年には同レーベルから『IVKI』でソロデビューを果たし、架空のアニメ『超空のギンガイアン』の主題歌という設定の楽曲を発表した。
人物
メイクもあって一見するとキツそうだが、犯人は重度の天然ボケとものぐさ精神が擬人化したような不思議キャラである。
芸人仲間のあいだでも、その奇妙かつ不可思議な言動がたびたび目撃されており、妙に愛嬌のある姿から多くに関係者に愛されている。
父は鉄鋼会社勤務のエリートで、かつては代官山に居を構え、中高と桐蔭学園に通ったというお嬢様だったが、バブル崩壊期に父親が投資に大失敗して多額の借金を負う。
その後両親の離婚を経て、バイトをしながら大学を卒業。2年ほどインターネットカフェでバイトした後、(コネで)ペットフードの輸入を行う企業に就職しOLとなった。
OL生活に潤いが欲しいと感じ始めた頃、『ケイコとマナブ』に掲載されていたNSCの広告を目にし、知人の勧めもあって「お稽古ごと感覚で」NSCの門を叩く。しかし、その矢先に就職先が倒産し、芸人一本で食う道へ進むことを決意した。
なお、ブレイクまでは長年母と郊外の団地で暮らしており、その後川崎市内の木造アパートへの転居を経て、2010年ごろマンションに引っ越している。
趣味はパチンコで、休暇には近所のパチンコ屋でほぼ一日中打ち続けるほど。
音楽では特に洋ロックを好む。さらに、筋金入りのBon Joviファンでもあり、知人たちとのカラオケでは奴姐さんによるBon Joviショーステージが幕を開けるとか。歌唱力も高いが、元喫煙者で酒好きのせいで、喉はそんなに強くなく、高い声も出にくいという。
なお、(酒好きでほとんど米を食べないうえ、母が仕事場で食べた弁当のご飯を冷凍しているため)炊飯器を持っていない、と発言したところファンから大量の炊飯器が送られてきて困ったと発言している。
2014年末にグランジの佐藤大と交際していることが報じられる。その後、2015年3月に『なら婚』(日本テレビ)で公開プロポーズを受け、5月にめでたくゴールインしている。
夫婦仲は良いようだが、夫が芸人界隈でも名の知れた“ダメ人間”なため、いろいろと苦労している模様。
元々酒好き同士気が合って良く一緒に飲みに行っていたが、二人がそれぞれの交際相手と別れた時期が重なり、友人から「こんなに仲がいいんだから付き合っちゃったら?」と後押しされたことがきっかけと語っている。
2019年12月13日の日本テレビ系「スッキリ!!」で、『鬼滅の刃』の大ファンであることを公言。VTRでは本編の「柱」にかけ、「酒の呼吸の使い手 酒柱」と自己紹介し、ネット上で話題となった。その後も主人公竈門炭治郎を意識した髪型に自前の耳飾り(公式グッズとして実際に販売されている)をつけている姿をたびたびバラエティ番組で披露している。
関連動画
モンスターストライクと幽遊白書がコラボした際、戸愚呂兄(演:又吉直樹)に酷似したオリジナルキャラ「戸愚呂姉」としてCM出演。またOP曲「微笑みの爆弾」と2代目ED「さよならByeBye」をカバーした。
CM放送からしばらくは公式サイトでフルバージョンが公開されていたが、現在はページが削除されている。