概要
コンビ名(カップリング名)の由来は、互いの名字である「中川」「吉川」と「仲良し(なかよし)」のダブルミーニング。
ツンと澄ました振る舞いの中川夏紀とそれが気に食わない吉川優子は、顔を合わせるたびに互いにいがみ合っている。部活に対する意識の差や着ているTシャツのセンス、果ては目玉焼きに何をかけるかに至るまで、事あるごとに張り合っている”犬猿の仲”の彼女たちであるものの、”喧嘩するほど仲が良い”とはよく言ったもので、衝突しあっているのも、見方を変えれば腹の中をさらけ出し合えるほど互いを分かりきっているということなのである。
このふたりは、現3年生が引退したのちの新体制で優子が部長、夏紀が副部長にそれぞれ指名される形で就任している(短編集1巻『新三年生会議』、TVアニメ版2期13話)。もっとも、その理由については前任の副部長である田中あすかいわく「面白いから」とのことで、2年生たちはその理由に頭を抱えていた。ただし、これはしばしば人を煙に巻くことの多いあすかのジョークである。
ふたりの共通の友人である長瀬梨子は「暴走することも多い優子を抑えられるのはこの部で夏紀だけだと思う」とも語っており(短編集1巻、225~226ページ)、また、あすかたち3年生の認識として、優子本人は自覚していないものの彼女は人の上に立つことがアイデンティティー(能力)であり、彼女を部長にしないと部が分裂・崩壊する可能性が高いことから部長に指名する以外の選択肢がなかったということもあり、もともと部員数が少ない2年生のなかでは最適な人選であるのもまた事実である。(短編集2巻、96~98ページ)
関連イラスト
冬制服
夏制服
私服姿
関連タグ
南中カルテット - 中川夏紀、吉川優子、鎧塚みぞれ、傘木希美のカルテット(グループ)タグ。