概要
名称は仏語でCarabine Automatique Légère(軽量自動カービン)の頭文字から取られている。
FALの後継機種として1960年代後半にFNH社が開発したアサルトライフル。
FNH社が一番最初に開発した5.56mm弾に対応する銃である。
市場でFAL以上に使用されていた西ドイツのG3の5.56mm弾モデルであるHK33が1968年より販売されていたこともあり、対抗馬として設計された。
FALをスケールダウンしたような銃だが、低コスト化のために鋳造やプレス加工により成形された部品を多く採用している。
閉鎖機構にティルティング・ボルトを採用していたFALと違い、ロータリング・ボルトに変更されている。
軍のテスト中に耐久性の不足で重大な事故を起こしたために製造販売は中止、代わりとしてより耐久性を上げ、値段を安価に抑えたFNCが開発された。
ちなみにこの事故は内容の詳細が伏せられており、どのような事故だったかは不明だが海外などでも情報が伏せられており、噂程度の情報だがどうも「破損」事故ではなく「爆発」事故を起こして死人を出した、らしい。(あくまで噂なので鵜呑みにしないでほしい。)
同期のライバル
- ベレッタ社/SIG社:共同で新型ライフルAR70/223・SG530を開発AR70/223の方は海外での輸出実績もあったが、数えるほどであった。
- アーマライト社:AR-15及びAR-18の販売を実施、欧州でもいくつかのセールスを記録している。
- H&K社:HK33の販売が好調、さらに次世代銃の開発も実施
- GIAT:次世代小銃を開発中