概要
東映製作の鉄道映画。長崎行寝台特急さくらを舞台に車内で発生するトラブル、列車の定時運行を妨げる自然災害、それらに立ち向かう国鉄職員の姿を描いた作品。
国鉄全面協力の下で撮影されたため、当時実際にさくらに使われていた20系客車を使用してロケ列車を仕立てている。
なお女優の中原ひとみが本作で食堂車の給仕係役として出演し、撮影のためにさくら号の食堂車に居た所をたまたま乗り合わせた日本食堂の営業部長が自社の社員と勘違いし「ウチにあんな派手な化粧をする娘が居るのか!」と怒鳴ったという逸話が残る。
東映チャンネルでは2007年と2009年に放映されていたことからフィルムないしテープが東映に残ってはいたがソフト化には長年恵まれず、初ソフト化は2012年発売のDVDとなった。
なお本作の公開から15年後、東映は国鉄を怒らせる内容の映画を作った。