概要
どこにでもいそうなごく普通の主人公、鈴木(演:緒沢凛)が、身の回りのもの全てが爆弾の世界で
爆弾解体を行うというパズル性の高い解体アクションゲーム。公式には「爆弾を解体するゲーム」との
ジャンル表記がある。実写パートと解体パートの二つのパートがある。
実写パート
実写パートは写真のキャプチャーが主体となり、実写やCG動画も用いられる。つまり、実写ゲームの
側面もある。話の筋というものはほとんどなく、シュールな内容と突飛なキャストや画像で
独特のテンポを展開していく。
解体パート
ドライバー、ニッパー、スパナ、六角レンチ、セロハンテープなどの道具を駆使して、
制限時間内に爆弾を解体していく。解体を進める度に余分なパーツは排除されて四散し、
最後には必ず信管が残る。繋がっている赤と青の銅線のどちらかを切断することで
解体は完了となる(2本とも紫色の銅線や、暗闇で色が見えない場合もある)。
途中には緊急アラームやブービートラップなどが仕掛けられていることもある。
また、「無敵巨人ガンダー」のようにジャンケンで勝負するという、運ゲーの要素もある。
時間切れ、もしくは信管の切断を誤る、ギミックが作動して回路に触れるなどして解体に
失敗すると爆発してしまい、ゲームオーバーとなる。爆発は爆弾ごとに個別のムービーが
再生される。
登場する爆弾
登場する爆弾は19個あり、奇想天外な構造を持つものが多く、「アイスコーヒー」では
水分子の中に信管が仕掛けられている描写があったり、「こたつ」では何故かこたつの中に
宇宙空間が広がっている描写があったり、「月」や「影」のように、そもそもどうやって
仕掛けたのか不明なものがある。これらが、シュールな展開に磨きをかけている
爆発時の威力は電子基板を破壊する程度のものから、一瞬で地球を木っ端微塵に
粉砕するものまであり、爆弾によってかなり差がある。
ちなみに
爆弾ガンダーでは、劇中に登場する架空のロボアニメのテーマ曲に乗せてアニメ風の
オープニングを見ることができる。このテーマ曲「ガンダーのテーマ」は水木一郎が
歌っており、作曲はDJのFantastic Plastic Machineが担当している。
このゲームがきっかけでお笑い芸人の加藤浩次は、鈴木役の緒沢凛のファンとなり、
多方に働きかけ自身のラジオ番組に招き、そこから付き合いが始まった。
そして、2001年には結婚にまで至った。
関連タグ
F-ZERO X:自機が爆発した時にアナウンサーがプレイヤーに呼びかける言葉が『Too bad you are SUZUKI』という空耳に聞こえる。