デザインは島田フミカネによる。
ユーザー間での愛称は『白子(しろこ)』(=武装神姫の白い子)『あんばる』等。
アーンヴァル(無印/トランシェ1)
武装神姫第一弾の二体のうちの一つ(もう一つは悪魔型のストラーフ)。
モチーフは天使とされているが、スペースシャトルなどのモチーフも盛り込まれている。
オンラインゲーム『武装神姫バトルロンド』での担当声優は阿澄佳奈。
電撃HOBBY誌上限定で黒と赤を基調としたリペイント版が発売された。
巨大なレーザー砲をはじめとする遠距離武器を主武装とし、高速一撃離脱を得意とすると設定されている。
相方であるストラーフと比べ店頭在庫の率が多かったため「在庫様」などという蔑称で呼ばれたこともある。
(なお以降の絶版プレミア状態を考えればわかるが、ストラーフの店頭からの消滅が異常に早かっただけでアーンヴァルが特別不人気というわけではない)
アーンヴァル・トランシェ2
アーンヴァルに新規パーツを多数追加したリニューアル仕様。
長らく絶版・プレミア価格状態だったアーンヴァルの事実上再販である。
顔の造形や微妙な色合いが違うため、旧版とは別物扱いするユーザーも少なくない。
こちらはコナミネットショップ「コナミスタイル」限定で黒と赤を基調としたリペイント版が発売された。
設定上はカナード翼を追加装備し、ドッグファイト機能を強化するとともにウェルクストラの指揮機としての能力を追加したものとされている。
(なお従来のレーザー砲による一撃離脱型はトランシェ1と呼称する)
アーンヴァルMk.2
PSPソフト「武装神姫バトルマスターズ」に登場し、限定版にフィギュアが同梱された新モデル。通称『白子Mk.2』『OOアーンヴァル』『しろにーさん(白2?)』など。
アーンヴァルの名こそ冠しているが、あまり旧アーンヴァル(Mk.1)の面影は残っていない。
遠距離戦を得意とする「モード:ペガサス」と近距離戦を得意とする「モード:ユニコーン」の
2つの姿を持ち、Mk.1と比較してより汎用性の高い運用が可能。
武装パーツ群は支援機「ラファール」として組み直すこともできる。
声優はMk.1と同じく阿澄佳奈だが、「バトルロンド」上ではMk.1とMk.2は別キャラクターとして扱われる(「バトルマスターズ」にはMk.1そのものが登場しない)。一応、
Mk.1とMk.2に性格の違いはあまりない。
その武装は「バトルロンド」ではインフレじみた高性能を誇る。
「バトルマスターズ」においてはメインヒロイン的なポジションと明言されており、web配信アニメ「Moon Angel」・講談社発行の小説「LOST DAYS」でもヒロイン。
なぜかこうしたメディア作品では周りの人に被害が出る可能性がある危険なバグ・不具合持ちなどの『悲劇のヒロイン』率が高い。
アーンヴァルMk.2 テンペスタ
通常のMk.2とは違い、一般販売されたリペイントモデル。
新規ヘッドギアをはじめとした新パーツを追加し、カラーリングが白を基調としていたものから、黒と青紫を基調にしたものに変更された。
また、Mk.2にもあったレーザーライフルにレーザーパーツが付属。
レーザーソードとしても運用できるようになったようだ。
アーンヴァルMk.2 フルアームズパッケージ
2011年9月22日に発売の『武装神姫バトルマスターズMk.2』に登場。
テンペスタに付属した武装パーツに加え、頭部のバイザーを含む新たな武装を従来のMk.2に追加したもの。
パッケージイラストでは、フィギュアにも付属するオールベルンガーネットの剣「コラル=エルプシオン」に
酷似した剣を振るって、ストラーフと対峙している様子が描かれている。
なお、豪華版(コンプリートセット)にはスイムウェアエディション素体(要するに水着素体)が付属した。
なお、先述のテンペスタ・カラーに再度戻された「テンペスタ・フルアームズパッケージ」が一般販売される予定になっている。
余談だが、過去発売された神姫の中で相方と共に最高額の8千円台となった。
人工天使アーンヴァル(オトメディウス)
STG『オトメディウス』シリーズの『オトメディウスX』に、武装神姫から自機の一人としてストラーフとともにゲスト出演したアーンヴァルである。デザインアレンジは同作の他キャラと同じく吉崎観音。
秘密組織Gの戦力増強のためホビー用小型ロボットから改造されたもの、という点は元ネタを彷彿とさせる(声優も阿澄佳奈)。
しかし
- 人間並みの大きさである
- 彼女自体ではなく「アンスリウム」という白い機体(ライディングバイパー)に乗って戦う
という点で大きく異なる。
体型も極端にスレンダーな神姫体型とは異なり、吉崎観音らしい豊満体型。
決め技は極太レーザーの「ハイパーブラスト」。
なお、オトメディウスで言うところの天使には、ライディングバイパー(RV)という小型戦闘機を操って戦える能力を持った者という意味があるので、アーンヴァルの場合天使型の人工天使というややこしい呼ばれ方をしている(ストラーフは悪魔型の人工天使)。
同作中では、ストラーフともども「ホビー用ロボットを改造して作成された人工天使」という説明が行われている。聖グラディウス学園の生徒である(=学生という職業がある)他キャラと違い、普段どうしているのかは不明であるが、エンディングムービーではストラーフと一緒に聖グラディウス学園内で活動している姿が普通に見られるため、何らかの形で学園内で働いているか、生徒達と同じ扱いを受けているものと思われる。
ちなみに、ある条件を満たすことで見られるエンディングイラストでは、ビキニ水着姿を披露している(「Water Proof」であるらしい)。
ちなみに、バトルマスターズMk.2には「あんこ」という個体名のアーンヴァルがいる(公式webコミック「ヒブソウシンキ」からのゲスト出演)。オーナーの名前は「ダーリン」という少年、ヒブソウシンキの主人公(本名不詳)。本来は無印版アーンヴァルなのだが、バトルマスターズMk.2には無印版自体存在しないのでアーンヴァルMk.2として参戦している。一応立ち絵は低身長風になってる。とてつもなくかわいい。全神姫を魅了するほど。あの人を連想させる。どれ位なのかは下記動画を参照。阿澄病注意!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15736501