概要
Infinite Dendrogramのプレイヤーである<マスター>、その中でも「最強」の二つ名を冠している三人のマスターの総称。
それぞれ物理最強 、魔法最強、技巧最強と呼ばれており、
作中のトッププレイヤー<超級>達の中でも頭ひとつ抜けた実力を持つ。
作者公認の(一部除いた)強さの天井でもある。
何故最強と呼ばれるか?
「Infinite Dendrogram」のプレイヤー達において「強さ」とは、
本人の判断力や技術などといった「プレイヤースキル」、レアボスの撃破報酬である「特典武具」、
そして自身で選択する「ジョブ」と固有能力「エンブリオ、この4つの組み合わせで構成される。
最強勢の強みはこれら4つのシナジーがずば抜けているのはもちろんのこと、
ほぼ全ての環境下でトップパフォーマンスを発揮できることにある。
最強勢相手でも得意なフィールドなら負けない者、条件付きで並ぶ、もしくは超える者、そもそも能力相性で有利な者は多数存在する。
しかし元手を消費して強化する者は、資材が無ければ戦闘ができない。時間制限付きで強くなる者は、いくら強くても継戦能力に欠ける。特定環境下で強い者は、他の環境では活躍できない。
かといって全環境での強さを求めると、大抵は器用貧乏に陥いる。
どんな人物でもあらゆる場面で最大パフォーマンスを発揮し続けられる訳ではないのである。
だが最強勢の能力は腐る場面が少なく、さらにリスクやコストを負わないため出し惜しむこともない。
他の<超級>の全力・切り札に相当する出力を、大抵の状況下において、リスク・コストを気にせず常に発揮できる。故に最強と呼ばれるのである。
一覧
※以下、ネタバレを含むため閲覧注意
- “物理最強” 【獣王】ベヘモット
「強いといいのですけどね、この国の<超級>は」
『Hype』
主人公が属するアルター王国と敵対する国、ドライフ皇国の<超級>。
青髪の20代くらいの女性とヤマアラシのような小動物の2人組。
しかし女性はヤマアラシの方を「ベヘモット」と呼んでおり、それの意味するところは...
MP・SP・LUC以外のステータスの合計が一番高いことから、“物理最強”の名を冠している。
戦闘方法は不明。
ただかつての戦争では、怪獣のような姿で暴れ回るところが目撃されている。
メインジョブ:【獣王】(キング・オブ・ビースト)
エンブリオ:不明(怪獣?)
- “魔法最強” 【地神】ファトゥム
「多すぎたね。三分の一で良かった」
大陸中央に位置する国、カルディナの<超級>。
ターバンや肌を隠すゆったりとした衣服を着込んだ、アラビア風の男。
最強の名を冠する理由は単純で、<マスター>・ティアン・モンスターを含めた<Infinite Dendrogram>における全存在の中で、最大のMPを誇るから。
戦闘方法もシンプルで、膨大な魔力で強化した超絶効果の魔法で敵を圧倒する。
冒頭のセリフもその圧倒的な魔力量を示している。
メインジョブ:【地神】(ジ・アース)
エンブリオ:【無渇聖餐杯 グラール】
- “技巧最強” 【■■神】
大陸最東端にある島、天地の<超級>。
外見・名前を含めて詳細な情報は不明であり、
断片的な情報しか語られていない。
作中の描写からすると何らかの伝承の技を使う武術家らしく、誰かに継ぐまで技の質を落とさないためにデンドロをやっているらしいが...
ステータスやスキルではない、文字通りの“技巧”によって「最強」の名を冠しているという。
戦闘方法も不明だが、<超級>が複数人出場し、ランキングの質が他国の倍に相当する天地の決闘においてトップに君臨していることから、規格外の実力を持つことが窺える。
メインジョブ:【■■神】
エンブリオ:不明