ガイア・ギア
がいあぎあ
物語
人々が宇宙に進出してから2世紀が経過した頃、地球連邦は秘密警察機構マハによってメタトロンと言った反連邦組織の摘発を行っていた。
地球の特別区の南太平洋の島に住む青年アフランシ・シャアは、育ての親であるガバ・スーの遺言通り、宇宙へ出た。そして反地球連邦組織メタトロンのリーダーとなり、地球支配を目論むマハ・ゲイジスと壮絶な戦いを繰り広げる。
登場人物
主人公
ヒロイン
エヴァリー・キー
アフランシの幼馴染の少女。大自然の下伸び伸びと育ち、アフランシが島を出ていくと言った時は激しく取り乱したがアフランシを心から愛する純真な少女。
ダーゴル大佐に捕まるが丁重に扱われ、戦闘に巻き込まれないようにするなど保護されていた。
育ての親
ガバ・スー
島の長老で、アフランシの預かり育てた。彼の遺言で、アフランシは宇宙へ旅立つ事となった。
メタトロン
マドラス・カリア
メタトロンのスパシアス号船長。後のエアフォース・1の艦長でもある。
アフランシ側のリーダーとも言える、良識ある人物。
クリシュナ・パンデント
メタトロンのメンバーの女性。アフランシに好意を抱くが、捕虜となりウル・ウリアンと接するうち、彼にも惹かれ板挟みになってしまい、精神的に追い詰められていく。
アザリア・パリッシュ提督
元地球連邦軍少将。連邦に失望し、メタトロンの指揮を執ると共に、三十一の二乗の艦長も務める。
アフランシに暗殺者としてブノア・ロジャックを送り込んだ。
マハ
マリーサ・ナジス大尉
ダーゴル大佐のお茶汲みの女性。
香港マハ
ジャン・ウェン・フー少佐
ホンコンマハのリーダー格。
戦艦
三十一の二乗マザー・メタトロン
ヘブライにおける天使メタトロンを表す数字より名付けられたメタトロンの宇宙母艦であり、周辺施設とあわせた基地の呼称でもある。マザー・メタトロンとも称される。
三十一の一乗、三十一の三乗
メタトロンの戦闘艦。
マハ・ゲイジス
ビジャン・マハの旗艦。実弾やビームを防ぐバリアーを持っているが、最終決戦ではあっさり散る。
クエゼリン
地球連邦軍の主力宇宙巡洋艦。
世界観
ズィー・ジオン・オーガニゼーション
ズィ・ジオンを志した反地球連邦組織。名前からしてジオンの残党かと思われがちだが実はかつてのネオ・ジオンとは関連性をもたせようとは作られていない。
伝説の英雄シャア・アズナブルを復活させる「シャア・コンテニュー・オペレーション」を発動し、アフランシを生み出した。
二巻の後半でアフランシにより大天使の意味を持つメタトロンに改名させられる。
メタトロン
改名されたズィー・ジオン・オーガニゼーション。
地球連邦の腐敗に反発する組織であり、かつてのシャアの絶対理想に共感する人々が中枢をなしている。その目標は地球の保全である。
しかしいつの間にか上層部は保守的となっていき、構成員の多くも給料をもらうために働くと言う有様で組織は腐敗してしまっている。
地球連邦政府
地球とスペースコロニーを合わせた、人口200億を管理する政府組織。かつての権勢もほど遠く、宇宙への影響力は皆無に近く、組織自体も度重なる戦乱と腐敗で瓦解寸前の末期状態である。
地球連邦軍
地球連邦の軍隊。相変わらず腐敗・形骸化している。
MHA(マハ)
地球連邦政府内に存在する特殊警察組織。
正式名称は「地球連邦政府警察機構特捜第十三課」と言う。司令官ビジャン・ダーゴル大佐指揮の元地球逆移民計画を推進する。
違法な地球居住者、犯罪者の摘発を名目に人々を弾圧している。
母体であるマンハンターは、機動戦士ガンダム 逆襲のシャアで登場している警察組織で、その強引かつ非道な摘発行為から一般市民から嫌われている(かつてのある部隊もマンハンターとあだ名されている)。
ダーゴル大佐擁するビジャン・マハの他にも、ホンコンマハが登場、多方面に存在するとされる。
隊員達は血統などに関係無く「常に努力し続けられるエリート」が選ばれている。