『ウルトラマンティガ』に登場する同名のロボット兵器についてはこちらを参照。
概要
ケルト神話に登場する神の一族・ダーナ神族の一柱で、母神ダヌーの息子の一人。
クレーニュ、ルフタと共に三神として知られる、一族きっての工芸の神で、鍛冶を司る神でもある。
魔法のハンマーを三度振るだけで完璧な武器を製造する事ができ、特に剣や槍の穂先を作る技術にかけては目を見張るものがあったという。そのため、彼の造った武器は、文字通り一撃必殺の威力を備えていたとされる。
また、工芸の神の中でも特に優れた技術を持っていたゴヴニュは、医術の神ディアン・ケヒトと協力して、一族の王・ヌアザの銀の義腕を鋳造した他、戦場で破損した武器を他の兄弟と協力して奇跡的な速さで修復したりと、フォモール族との戦争において勝利に貢献した。
工芸技術の他にも、優れた魔法使いとしての側面を窺わせる逸話も存在する。異世界「ブルゼン」にある宿で催される「ゴヴニュの祝宴」では、上等な食べ物が無尽蔵に湧き出る大釜や、料理のために屠っても次の日には蘇るブタなどがつきもので、更に彼の振る舞う酒には不老不死の効能があったとされる。
創作作品での登場
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか
ゴヴニュではなく「ゴブニュ」の名前で登場。ヘファイストス・ファミリアに匹敵する鍛冶系ファミリアの主神で、職人気質な老人。