概要
「高等学校」「中等教育学校の後期課程」のうち「通信制の課程」で行なわれる学校。広義では「特別支援学校の高等部」において行われる「通信による教育」も含まれる。
学校教育法(昭和22年法律第26号)の第45条(第51条の9で準用する場合を含む)に基づき定められた、高等学校通信教育規程(昭和37年文部省令第32号)などの法的な根拠が記されている。主として自宅や学習センター(高校が設置もしくは高校と連携した教育施設)などで学ぶことができるという点で、「全日制の課程」「定時制の課程」と区別される。
単位認定は、添削指導および面接指導(スクーリング)ならびに試験によって行われるが、学校によっては高等学校卒業程度認定試験の結果や高校外の学習成果での単位修得も可能で、学校が定めた卒業要件を満たせば学校を卒業できる。
2021年には通信制高校で学ぶ生徒が過去最多の21万8428人にのぼることが文部科学省の『学校基本調査』で判明した。