概要
セカンドステージシリーズの技術フィードバックから作られた、さらなる次世代高性能モビルスーツ群。
ヴァリアブルフェイズシフト装甲を筆頭とした最新技術はそのままに、新型動力「ハイパーデュートリオンエンジン」、光波防御帯「ビームシールド」、推進システム「ヴォワチュールリュミエール」といったさらなる次世代技術が導入されている。引き続き全領域対応型のガンダムタイプとして開発されたものの、可変・合体や特定の領域での戦闘に特化させたセカンドステージシリーズとは設計思想が根本的に異なる。
ハイパーデュートリオンは核エンジン(原子炉)を併用した動力機関であることから実質的にユニウス条約を反故にしてしまっているが、そもそも開戦時に連合が核攻撃を加えた時点で形骸化してしまっているので解禁もやむなしである。
その一方で核エンジンを解禁した実情を隠匿する目的で、表向きの分類はセカンドステージシリーズ扱いになっていたりとザフト内の大人の事情をか垣間見させる部分もある。
セカンドステージシリーズで実用化された技術や、ユーラシアやDSSDといった外部組織から流入した技術を反映してさらなる高性能化が図られた結果、ファーストステージシリーズ双方の技術的優位性を兼ね備えたといえる。
該当機種はデスティニーとレジェンドの二種類であるが、ザフトではニューミレニアムシリーズで没を食らったドムトルーパーをこの枠で復活させようともしていたらしい。
新技術
ハイパーデュートリオンエンジン
セカンドステージ後期機体(より厳密にはサードステージに位置する)デスティニーやレジェンド、ターミナルで開発されたストライクフリーダムやインフィニットジャスティスに搭載された発展モデルの新型ハイブリッドエンジン。
従来式の核分裂エンジンとデュートリオンビーム送電システムを両方積んだ単純な理屈のもので、「核エンジン側はより小型化・高出力化した超小型核原子炉(ウルトラ・コンパクト・ニュークリア・リアクター)」を採用したのでこれだけでも従来機よりも高出力らしい。そもそも作中でこれらの機体がデュートリオンチャージをした事もないので、事実上のハイパワーの功績は超小型核原子炉にあるようなもんである。