概要
インドシュモクザメは、メジロザメ目 シュモクザメ科に属するサメの一種で、他のシュモクザメとは違う独自のインドシュモクザメ属に分類されている。主にインド洋、西太平洋に生息する。
全長は最大1.8メートルほど。
特徴はなんと言っても旅客機の翼のように長く横に伸びた頭部で、片側だけで全長の3分の1に迫る個体もいる。目と鼻はその先端近くにある。
生態
この長い頭部により、魚類随一の視野の広さを獲得すると同時に、軟骨魚類特有の電気センサーロレンチーニ瓶を多く備えることができ、獲物、敵を感知する能力は極めて高い。
その代わり壁などにぶつかりがちなため、基本的に障害物のない遠洋に分布するため、生態には謎が多い。
なお、母親の胎内の仔魚では頭部が後ろ側へ折りたたまれているらしい。
関連タグ
ミツマタヤリウオ・・・稚魚は目に柄があり、視野の広さなら負けない。