人間と同じように思考し
人間の言葉を話すラプチャー
存在自体が謎の個体で、分かっていることは
何一つない
概要
人語を解するラプチャー。
これまでコミュニケーションがとれないとされたラプチャーの突然変異とも言うべき存在であり、ラプチャークイーンに繋がる手がかりとされている。
異常なまでの自己再生能力を持ち、作中では何度か大破・撃破されたりしているが、その後も何事も無かったかのようにしれっと再登場している。
容姿
ゴリラのように盛り上がった上半身と鋸のように鋭く長い尻尾、そして鋭い歯が特徴。
肩甲骨付近にはランチャーを発射する部位が存在し、両腕は強力なビームを発する機構となっている(無論この腕で殴りつけたり物理的な攻撃は可能)。
能力
見た目通りのパワーとタフネス、スピードを併せ持ち、相手の予想外の攻撃にもすぐさま分析、対処してくる知能を持ち、高い再生能力も備えた非常に厄介な強敵。
「NIMPH」に対し、侵食コードを打ち込む事が可能。ニケの脳内に直接打ち込むこともできるが、その場合命令を下すことはできず単に脳を破壊してしまう。
通常のラプチャーとは一線を画す存在だが、ヘレティックと比べると実力は一枚か二枚落ちている。実際スノーホワイトに単騎で足止めされたり、複数の手練れのニケが相手では劣勢を強いられる場面が何度かある。
本人もこれを「生まれの限界」と悟っている。
性格
狡猾にして冷徹。人類の敵であるラプチャーらしく人類とニケに対し強い敵意を燃やす。
ニケを「人間もどき」と呼んでいるが、侮蔑的な呼び方に反してエニックとの取引で「アークを襲撃しない代わりに自分の用意した侵食コードを打ち込んだニケを地上のラプチャーに引き渡す」と要求する等、何故かニケを求めている。
更に指揮官の能力を求めて何処かへ連れ去ろうとする等、ただ憎悪に支配されているわけではなく、明確な目的を持っている節がある。
また、「行き場を失い、死にかけていた私を、生まれ変わらせてくれたのはクイーンだ」と語る通り、クイーンへの忠誠心は極めて強く、同胞と呼べるヘレティックに対しても「自分が忠誠を違っているのはクイーンだけだ」と言い放っている。
ラプチャーではあるはずだが人間の機微については非常に詳しく、戦術についても深い知識を持っている。
非常に謎の多い存在だが、トーカティブ自身は様々な事柄に精通しており、指揮官らと初遭遇した際にラピを一目で見て彼女の中の秘密を看破し、指揮官との問答で彼に素性に対して確信めいたものを抱いて笑う等…物語の鍵を握る存在である。
余談
トーカティブ(talkative)には「話し好きな・口数が多い・おしゃべりな」という意味がある。
英訳では「chatterbox」となっており、こちらも「おしゃべり」という意味である。