「ははは。そんだけ旨そうに食べてもらえれば料理人冥利につきるな」CV:諏訪部順一
概要
先代店主であった亡き祖父から、店と土曜日の「特別営業」を受け継いだ。
真面目で面倒見の良い人柄。
特別営業を趣味と位置づけており、利益を出すことよりも客に旨い料理を提供することに重きをおく素朴で誠実な人物。
独身であり、大学時代に女性との交際経験はあったが、その時に色々あったらしく、将来結婚する気は無いらしい(店は料理人志望の姪が継ぐ予定)。
能力
店主は普通のおっさんです。料理以外できません(Web小説版・各話前書きより)。
師匠である祖父ともども、得意な料理はもちろん洋食。
しかし高校時代に中華料理屋、大学時代には喫茶店のキッチンなど、様々な料理屋でのバイト経験を積んでおり、レパートリーは豊富。
祖父と違いクレープやパフェなどのデザートも自分で作る事もあるが、ケーキなどは1階の洋菓子店「フライング・パピー」から取り寄せている。
また下戸で酒の事は詳しくないため、2階のバー「レオンハート」に客に合う酒について相談する時もある。ちなみにどちらの店の店長も土曜日の「特別営業」については知っている。
その経験から来る料理の腕は確かなもので、アレッタは店主の手際の良さを見て「まるで魔法のようだ」と驚いていた。
実際に「洋食のねこや」はオフィス街に存在し、周りにも飲食店が多い激戦区である中で、周辺のサラリーマンたちからは「美味しい飯屋のひとつ」として認知されており、平日の昼時もかなり繁盛している。
祖母は異世界での実力者であったものの、店主自身は地球側の人間であるため、戦闘力はほぼ皆無(剣も魔法も地球では無意味に近いので祖母も教えていない様である)。
だが学生時代から特別営業に馴染んでおり、武装した人間、亜人や魔物も平然と『お客様』として応対する。
客同士の喧嘩がヒートアップして危うく暴力沙汰に発展しそうになった時にも、「揉め事を起こすような人物には料理は作らない」とキッパリ言い切って争いを治めるなど、だいぶ肝が据わっている。
各メディアでの違い
小説版では顔は出ていない。書籍版1巻口絵で赤いバンダナを巻いた店主の後ろ姿が見えるのみ。
『腹が出始めた事を気にしている』という描写があるが、後のメディアではスマートに描かれている。
マンガ版では髭はうっすらと生えている程度で、髪を後ろに纏めている。赤いスカーフを着用。
アニメ版では整った口髭と顎鬚を蓄えたダンディな中年(メイン画像)
pixivにアップされているイラストは基本的にこのバージョンが多い。
本名が不明であるため、ピクシブではこのタグで作品が登録されている。
祖父やWeb版に登場した姪(兄の娘)の苗字から、姓はおそらく「山方(やまがた)」。
かつて働いていた中華料理屋の奥さんからは「マコくん」と呼ばれたこともある。