データ
ディプロドクス上科に分類されるディクラエオサウルス科を代表する種で、名前は「二又の爬虫類」を意味する。現在までに、D.ハンセマニとD.サトレリの2種類が命名されている。
ディプロドクスに比べると、全長12~15m・体重10t程と小型で、 頭骨はより長くて幅が狭いつくりとなっており、首はブラキトラケロパン程ではないがかなり短かった。最大の特徴は、頚椎や脊椎の棘突起の一部が二股に分岐して伸びていることで、これが属名の由来となっている。
発掘されたタンザニアのテンタグル累層からは、ブラキオサウルス科のギラファティタンも見つかっているが、首の長さや背の高さの違いから、口が届く範囲の植物の食べ分けが出来ていたと思われる。
近縁種はジュラ紀から白亜紀前期にかけて、アルゼンチンや中国、アメリカにまで生息しており、代表的な種としてアマルガサウルス等が挙げられる。