概要
田畠裕基氏の漫画『ブラッククローバー』における、主人公のアスタとユノが住む国であるクローバー王国において、王国最強と認められた魔道士に与えられる称号であり、国の重要な役職でもある。
アスタとユノが目指している存在である。
その昔、一人の魔道士が王国を襲った巨大な魔神を討ち倒して、国と国民を守り抜いたが彼は人々から英雄として称えられ、アスタとユノの故郷であるハージ村には彼が倒した魔神の巨大な頭蓋骨があり、その上には彼を模した石像が建てられている。
魔法帝の称号と役職は、この伝説から始まったものであり、この伝説を生んだ魔道士である彼が、最初の魔法帝である『初代魔法帝』と呼ばれるようになった。そのため彼自身は生前にこの名で呼ばれたことは一度もない。
役職としては、王国を守護する全ての魔法騎士団を統括する軍司令官の立場にあり、軍事面においては国王と同等の権限を持ち、国王が何か問題あって政治に関与できない際は、実質的に宰相として国の政治を執り仕切る王国ナンバー2の地位を持つ。
初代魔法帝を除き、魔法帝は代々魔法騎士団の団長の中から選ばれており、各団の騎士団長たちが次の魔法帝候補ということになる。
ちなみに、現魔法帝であるユリウス・ノヴァクロノは第28代目(アニメ版)の魔法帝らしく、魔法帝になる以前は魔法騎士団・灰色の幻鹿(現:水色の幻鹿)の団長であった。