実るほど頭を垂れる稲穂かな

みのるほどこうべをたれるいなほかな

立場の立派な人、人生の経験を積んだ人ほど謙虚である様。

概要

稲の籾に身（米）が入って重くなり穂が垂れ下がるように、人も多くの経験を積み徳や学問を深めるにつれ、より謙虚になり物腰が柔らかになるという例え。逆に経験の少ない人ほど虚勢を張り尊大に振舞いがちであるとも言える。

なお、五・七・五の構文であることから、誰かが俳句（「稲穂」が秋の季語）として詠んだものと思われるが、詠み人など詳細は不明である。

表記揺れ

実るほど頭の下がる稲穂かな　実る稲田は頭垂る

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ことわざ　慣用句　稲穂

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