宮本麗
みやもとれい
概要
CV:井上麻里奈
本作のヒロイン。藤美学園2年生。
小室孝の幼馴染。本来は孝らより1学年上であるが、諸事情により現在は同学年。槍術部に所属し、父親から銃剣術も習っているため、戦闘時には長柄の物を使って勇猛果敢に戦う。
非常に負けん気が強く、ヒステリックな言動が目立つ。一応、根は正義感の強い心優しい人物だが、誰かが支えにならないと生きていけないメンヘラ気質。
孝とは小学生の頃に結婚を誓い合うほど仲が良かったが、陰謀によって留年に追い込まれた際に口論となってしまい、優しい井豪永に惹かれて付き合い始めていた。永の死後は、彼のことを引きずりながらも孝に再び惹かれ始めている。彼へ同じ想いを持つ毒島冴子とはよく睨み合いになることがある。また、高城沙耶からも快く思われていない節があったが、共に危機を乗り越えていくにつれて軟化している。
自身の留年に深く関わっている紫藤浩一の事は激しく憎んでおり、再会した際は即座に殺そうとした程であるが、最終的には「殺す価値も無い奴」と見なす事で、考えを思い直し、その姿を見た高城壮一郎からは高く評価され、危険な思想に取り付かれている指導やその一行に追放処分を決定している。
悪女
本キャラクターを語るうえで欠かせない要素。
先述の経緯に関しては同情的なコメントが多いものの、後先を考えないヒステリックな言動が災いし、ファンの間で賛否が分かれている。
永の死後、清々しいまでに手のひらを返し、再び孝にすり寄っていく。さらに自分のことは完全に棚上げして、孝と距離を縮めていく冴子に嫉妬するなど、身勝手な面もたびたび見受けられる。
麗自身もそれらの面を「女とはそういう生き物」と公言し、どこか達観している。
原作者である故・佐藤大輔は「本当は悲劇のヒロインを描きたかった」と述べ、麗の人格設定について後悔している旨を明かし、作画担当の佐藤ショウジからも不安視されている。
声優を担当した井上麻里奈は「(良くも悪くも)作中で一番生々しいキャラクター」と評価し、さらに「登場人物の中で最も人間らしく描かれている」と解釈されている。
参考資料
宮本麗に対する批判内容が紹介されている。