人物
CV:林原めぐみ
1994年8月14日、身長168cm、体重46kg。血液型はB型。地球生まれの23歳(実年齢77歳)。シンガポール育ちのお嬢様である。
性格は極めて享楽的で、金に非常に強い執着心を持つギャンブル好きの浪費家。
特技はイカサマ博打だが、荒事に関してもかなりの物で、相当の修羅場を踏んでいる。
元イカサマ師の賞金首だが、これでも『カウボーイビバップ』のヒロインである。
ある事件をきっかけにスパイクたちに関わるようになり、そのままなし崩し的にビバップ号に居着くようになった。
基本的にスパイク達とは付かず離れずの関係にあるが、彼らが賞金首を追う際には気が向けば協力したり、自分で独自に別の賞金首を追ったりしている。
一時、スパイク達との距離感が縮まっていくことを恐れ、ビバップ号を離れる。
その時出会ったある人物に「離れるのが怖くなったから、先に離れちゃった」と、
自分の本心を見透かされる発言をされて認めざるを得なくなっている。
2014年の自家用宇宙船事故での怪我が原因でコールドスリープの処置を受け、54年後の2068年(3年前)に覚醒。しかし当時の記憶を全て失っており、さらに彼女の個人データも、コールドスリープ前後に起きた月の位相差空間ゲート(劇中でのワープゲートのようなもの)の爆発事件による社会混乱で失われていた。この"ヴァレンタイン"という名は彼女を解凍した男が付けたもので、本名は不明(フェイという名前だけは、老女となったスクール時代の旧友が呼んでいるシーンがあるので正しい情報である)。自分が何者かさえわからないという状態となり、いわれのない高額な医療費に加え、詐欺師の借金までも負うこととなり、逃亡。
作品中ではその過去が徐々に明かされてゆくこととなる。
コールドスリープから目覚めた直後、懇意にしていた弁護士を名乗る男と恋仲となり、
その頃の性格は従順な乙女そのものであった。
しかしその男は実は上述した詐欺師であり、その男の借金まで肩代わりさせられてしまった。
彼女の人格形成にこの一件が大きく影響しているのは言うまでもない。
(それでもとある事件で再会するまではその男のことを信じていた)
愛用する銃はグロック30(.45ACP)。
2本のガンアームを持つ高火力戦闘機「レッドテイル」を所有している。
実写ドラマ版
Netflixのドラマ版ではダニエラ・ピネダが演じており、吹き替えは引き続き林原めぐみ氏が担当している。
原作改変が多いドラマ版では髪型が違うものの、性格はほぼ原作準拠となっているが、原作以上にスパイクやジェットと信頼関係を持つのが早くなる他、ミサイルに戦闘機を体当たりでぶつけて被害を防いだりと原作より良心的且つ情に厚い性格になっている。
原作では使用しなかったアサルトライフルやカランビットナイフ、プッシュダガーなどを使用して格闘を行ったりとかなりアグレッシブになっており、借金の設定はオミットされている。
レッドテイルの入手経路が異なり、序盤は違う戦闘機に乗っており、上記のミサイルにぶつけた後にビバップ号に乗船し、のちに再会した母親を騙った詐欺師(原作のウィットニー・ハガス・マツモトに相当するキャラ)の倉庫からかっぱらったものである。
また、原作とは異なり女性と関係を持っているシーンがあるが、原作とは異なり同性愛者なのか、それともバイセクシャルなのかは明言されていない。
関連タグ
表記揺れ: フェイ・バレンタイン