概要
銀河共和国末期に暗躍したシスの暗黒卿の一人。
ダース・ベインが一子相伝制を主体とした秘密主義を敷いてから一切表舞台に姿を見せなかった謎多きシス卿達の最後の一人である。
ダース・シディアスの師であることと、ある時シディアスに寝こみを襲われ殺されてしまったこと以外詳細は不明。だがシディアスが暗殺したとはいえ彼を「賢人」と呼んでいることから確かな実力者だったと思われる。
ミディクロリアンにフォースで影響を及ぼし、生命を創造することができる秘術を持つとされている。しかし、シディアスはプレイガスからその技術をすべて学ぶ前に彼を殺害してしまったと語っており、真相は定かではない。アナキン・スカイウォーカーはシディアスからこの秘術の事を教えられ、妻のパドメ・アミダラを救うためにシスへ転向した。
レジェンズ
フォースの覚醒に繋がる正史（カノン）とは異なるパラレルワールドを描いた非正史（レジェンズ）の小説「ダース・プレイガス」では、この暗黒卿の素性がある程度描かれている。
表向きの名前はヒーゴ・ダマスク。銀河系有数の金融企業ダマスク・ホールディングスの社長を務める実業家であり、種族は映画に登場したインターギャラクティック銀行グループの会長サン・ヒルと同じムーンである。
そのサン・ヒルを新たな会長職に指名するまでの長きに渡り、銀行グループを初めとする銀河共和国の財界の有力者達との間に強力な繋がりを有し、銀河系の経済に多大な影響力を誇っていた。
そしてフォースについて数多くの研究・実験を繰り返しながら、サイフォ・ディアスやドゥークーといったジェダイたちを唆し、シスの手で共和国を乗っ取るべく暗躍する。
しかし彼の弟子ダース・シディアスの表の顔であるパルパティーンが共和国最高議長に選出された時、就任演説のリハーサルの席でワインを飲まされ、酔って眠りに落ちた所を殺害された。
プレイガス自身はダース・ベイン以降続いてきた、弟子が師匠を殺して世代交代していく流れを自分とパルパティーンの代で止め、ミディクロリアンへの干渉の研究を完成させて不老不死となり、二人で銀河を支配することを望んでいた。
しかしプレイガス自身も師匠であるダース・テネブラスを殺害していながら、自分は弟子と仲良くやっていけると考えていた辺り（実はテネブラスのせいでフォースによる未来予知能力を失っていたという裏設定はあるが）、シスとしては甘さがあったと言える。
こうした非正史（レジェンズ）の設定がどの程度正史に反映されているかは現時点では不明である。
