試しの門
ためしのもん
概要
当然ながら一族全員が犯罪者であるため、観光バスガイドでも庭をぐるりと囲む巨大な壁の外までしか案内出来ず、中に入ろうとするにはここを通る必要がある。
試しの門はいわばゾルディック家の正門であり、ここ以外のダミーの入口からでも内部に入ること自体は可能だが、庭で暮らしている恐竜ほどの体躯を持つ番犬ミケは試しの門以外から入った人間を食べるよう命じられているので、そんな方法を使えば御臨終である(ゾルディック家の人間は襲われないのでダミーの入口からでも安心して入れる)。
試しの門(及び壁)はゼロ距離でダイナマイトが炸裂してもびくともしない程頑丈に設計されているので、無理矢理力押しで開けるほかない。
だがこの試しの門は一番小さい1の門ですら片側2tの計4tであり、当然乗用車4台を押せるだけの力が必要になる。新アニメを見る限り何人で挑戦しても開けさえすればいい模様。
そして、試しの門は「コ」の字が横倒しになったような形状になっているが、門が1つ大きくなるたびに重量が倍になる。つまり2の門であれば8t、3の門であれば16t、一番上の7まで行けば256tに相当する。
当然そんな筋力(ゼブロは明らかに「纏」を使用している)をホイホイ出せるようにはそう簡単にはならないため、キルアの境遇に対しゾルディック家に直談判に向かったゴン、レオリオ、クラピカの3人は、守衛のゼブロ老人の下で守衛室での特訓に挑む。ゾルディック家は筋トレの為にあらゆる物体が通常の100倍近い重量(原理不明)のため、2週間もの猛特訓の末に3人は新アニメ版では協力して、原作・旧アニメでは1人1人自力で開門できるようになった(レオリオに至っては2の門まで行った)。
ちなみにキルアは帰った時には3の門まで開けており、蟻編終了後は5の門(64t)までこじ開けた。