概要
吾野駅と西武秩父駅を結ぶ、西武鉄道の路線。正式な路線名称に西武が含まれる。
各駅の路線図などでも「西武」が省略されることはなく、「西武秩父線」と表記されている。実質池袋線の延長区間として扱われており、特急「ちちぶ」の案内などでは秩父線も含めて池袋線として案内されている。また全列車が池袋線の系統が分離される飯能駅まで乗り入れており、飯能以北が実質秩父線のように扱われることがある(もしくはそう誤解されていることも多い)、
武甲山より産出される石灰石を原料とするセメント輸送や沿線の観光開発を目的に建設された山岳路線で正丸-芦ヶ久保間にある正丸トンネルは私鉄のトンネルの中で3番目の長さを誇る。なお1996年に貨物輸送は廃止となっている。
特急が乗り入れることから路線自体の利用者は多いが、途中駅の利用者が西武全体で見てもぶっちぎりで少なく、路線としては赤字である。
西武ホールディングス筆頭株主のサーベラスは、本路線を含む赤字路線を廃止するように西武側に迫ったが、埼玉県知事や沿線自治体の首長から存続を要請され、西武側も廃止を突っぱねた。
主な駅
←至飯能・池袋・元町・中華街 至西武秩父/秩父鉄道長瀞・三峰口→
|吾野(SI-31)|東吾野(SI-32)|正丸(SI-33)|芦ヶ久保(SI-34)|横瀬(SI-35)|西武秩父(SI-36)|