ブラウス(blouse)とは
- 膝丈程度のゆるやかなスモック風の上っ張り。荒い麻布、綿布などでつくられ、ベルトをつけることもある。
- アメリカ軍の着用する通常軍装上衣。
- 女性、子供用の襟付きシャツ型の上衣。日本ではこの型のものを広くブラウスと呼んでいる。
- 裾をスカートやズボンの中に入れた時にできる膨らみや、そうした着方。ブラウジング(blousing)ともいう。
pixivでは3.の女性用ブラウスを指すことがほとんどである。
女性用ブラウス
女性用の襟付きシャツ型上衣。デザインは多様だが比較的ゆったりしたものが多い。布地は柔らかく、素材も綿、麻、絹、合繊など変化に富む。19世紀後半、テーラードスーツの婦人服への導入の際にシャツから発達したもので、表着としても定着した。
丈はウエスト線か、その前後で、ウエストより長いタイプのものはチュニックと呼んでいる。
ワイシャツとの違い
現代では女性用のワイシャツが現れたり、ワイシャツを上衣として用いる習慣の定着で曖昧になっているものの、本来的にはワイシャツとブラウスは全く別物の衣類である。
- ワイシャツはジャケットの下に着用するが、ブラウスは一枚で着られる上着である。
- ボタンは通常、右前である。ブラウスは当初上流階級の女性が着るもので、メイドに脱ぎ着させていた名残。
- 糊をきかせた固いものが多いワイシャツに対し、ブラウスは柔らかい布地でできているものが多い。
ブラウスの種類
男性用ワイシャツに似せて作った活動的なブラウス。女子用の学校制服などによく用いられる。「shirt+blouse」から成る和製英語。
身頃にギャザーで余裕を持たせたブラウス。画家の仕事着や、園児などの子供服をモチーフに作られた。
胸元がVネックにのように開いているデザインのブラウス。
ウエスト部分で結んで留めるタイプのブラウス。単に帯状のもので留めるタイプや裾部分が帯になっているものがある。「サッシュ」とは布でできた飾り帯のこと。
ヨーロッパの農民をモチーフにしたブラウス。袖や首回りがギャザーなどでゆったりとしている。ペザントは「農民」の意。
関連イラスト
関連タグ
パフスリーブ / ちょうちん袖 ビショップスリーブ / ペザントスリーブ ジゴスリーブ
スクールニット スクールセーター カーディガン ニットベスト
外部リンク
- ブラウス(wikipedia)