※この記事にはWeb版・書籍11巻のネタバレを含みます。閲覧にはご注意ください。
『――SHUHAHAHAHA』
狂竜の嘲笑うような声が聞こえた直後に
――絶命した。
概要
正式名称【三極竜 グローリア】。
UBMの中でも特に強大な存在であるSUBMの一体。更に言えばそのSUBMの中でも強い現在までに登場したモンスター中最強格の存在。
外見は黄金の鱗に3本の首をもつ竜。
首毎に異なる性格と能力を有し、現実時間で本編開始の4ヶ月前にアルター王国に投下され、多くのティアンを葬り、多くのマスターに影響を与えた存在。
能力
一言で言えば鬼畜仕様の選別特化。
新たな超級誕生の為に投入されたUBMで、元々は【死竜王 ドラグデス】【光竜王 ドラグシャイン】のUBMの番から生まれた奇形のドラゴンであり、両親が命と引き換えに逃した後に管理Aiとの取り引きで改造されたモンスター。
その性能は本来なら本編5章よりも後に投入されるはずだった、とされる程凄まじく、首毎に異なる能力、更にスキルの生成、高い再生能力、加えて管理AIにすら隠していた能力を土壇場で解放する知能と、無理ゲーレベルの怪物。
ある管理AIによると、最も完成されたモンスター
1本目
1本角の首で自分の光で蹂躙するのを好む性格。
- 『OVERDRIVE(終極)』
1本目の首が放つスキル。額の角が青白く輝くと口から膨大な光を放ち、角の光が赤に変わるとただの光が一瞬で物体を蒸発させる死の極光となる。
しかも厄介なのは傷口を同様の光を放つ発射口に変えられ、ダメージを与えると最悪全身から極光を放てる様になる。よって数を揃えてもこの攻撃方法で詰む。
- 『極竜光牙剣(ファング・オブ・グローリア)』
1本目の奥の手。管理AIにすら隠し通したスキルでグローリア自身が作り上げた物。
黄金の鱗に極光を伝導させ全身をコーティングし、触れた存在を蒸発融解させ魔法等もバリアとなった極光で遮断する無敵形態と化す。
2本目
2本目の首で角は2本。自衛の為に全てを抹殺する臆病者。
- 『絶死結界』
2本目の首が展開する結界スキル。
2つの効果があり、1つ目はレベル499以下、モンスターなら99以下を即死。
2つ目は結界外からの攻撃を完全無効化。
つまりレベル500以上かつ結界内でなければ倒せない。ただし1本目が落とされた状態だと数を揃えられれば不利になる…はずだった。
- 『真・絶死結界』
スキル生成で生み出した2本目の首が保有する奥の手。
HPが50%を下回ると絶死結界のレベル判定を強化。最初はレベル499以下設定が500以下に、そしてHPの低下に伴ってさらにレベルハードルは上昇し、2本目の首を最後まで残すとレベルハードルが1000や2000に至りあらゆる生命を絶滅させる最凶モンスターが誕生する事になる。
3本目
3本目の首で角は3本。自身が最強生物である事にプライドを持ち、純粋に力を証明する事を好む性格。
- 『起死回生』
HPに反比例してステータスを強化させるシンプルながらも凶悪なスキル。
その性質上2本目の首を残す訳にはいかない為、最大強化され続ける状態のグローリアと戦う事になる。
反面他の首を失うと攻撃手段が乏しくなる欠点がある。
特典武具
グローリアはSUBMである為特典武具も複数人に与えられる。
【極竜光牙剣 グローリアα】
「フォルテスラ……――往こう」
フィガロの切り札であるブロードソード。
超熱量を刀身に纏わせる『極竜光牙剣(ファング・オブ・グローリア)』、そこから熱量を解放し極光による圧倒的な破壊力を発揮する『終極(オーヴァードライブ)』が使える。
web版最新の展開であるトライ・フラッグスでエンブリオによる最大強化で放った結果、とんでもない物を作り出してしまう。
【絶死邪眼 グローリアβ】
「レベルで死にはったらよろしいわ」
扶桑月夜の切り札である短杖。
絶死結界を人間範疇生物限定でレベル100以下を即死させる効果として展開。結界外からの攻撃を完全防御する効果は残っており、彼女のエンブリオで弱体化させた敵を即死、かつ最強の防御結界に引きこもる事が可能。
結界を展開する前に接近されれば当然対応できず、入手して約1年後にフィガロの超スピードと高火力で敗れている。
【臨終機関 グローリアγ】
「これで……終わりだ」
シュウ・スターリングの切り札である心臓、彼のエンブリオの追加パーツ。
スキル特化で一度しか使った事のない奥の手。
必殺スキル発動時限定で、戦神艦迫撃決戦形態(フル・オフェンスモード)を戦神艦最終神滅形態(バルドルラグナロックフォーム)に移行させ、効果時間は5分間だが必殺スキルのステータス発揮値を超増加させる『既死壊世』が使える。
使えば最強だが代償としてデスペナルティの確定とその10倍化、つまりデンドロ内において1ヶ月ログイン出来なくなる。
関連タグ
キングギドラ:おそらくモチーフ
4本目
グローリアの尾である4本角。戦闘中に自切、あるいは敵に切断された後安全地帯まで移動し、本体が倒された際のバックアップとして機能する。
- 『既死改生』
本体が完全に討伐されたタイミングでコアが復元し、それまでは体だけを先に再構成する為消えた首が生えていく。
「The Glory Select Endless Routine」と言うコードを与えられており、バックアップが倒されるまで何度でも蘇り強者の選別を続ける。
しかも復活は討伐された翌日には可能で、再生中でも戦闘可能。しかもスキル生成はそのままなので新たなスキルを編み出す、よってバックアップの討伐自体困難を極める。
- 『拡散終極』
再生中の4本目の首が創造した新たなスキルの1つ。
極細にした数百もの『終極』で周辺を切断する回避困難な致命傷を与えるスキル。
- 『圧縮絶死結界』
絶死結界を展開半径50センチにまで圧縮し、外からの攻撃は効かず、触れればレベル1000オーバーでも死ぬ。
作者によると接近戦してたら気づくと死んでるくらいのひどい技とのこと。
【再誕器官 グローリアδ】
「おや、これは……どうすればいいのでしょうか?」
ゼクス・ヴュルフェルが獲得した卵型アクセサリーの特典武具。
強力な効果だがゼクスからすれば意味の無い物、と言われる特典武具で珍しく彼を困惑させた。
短期決戦タイプ相手なら必ず勝てる、より正確に言えば最終的に勝てる、とのこと。
デンドロの仕様そのものに対する大反逆とされているが「今のゼクス」には使えない「史上最も意味のない超級武具」とされており、準備が整えばゼクスは誰と戦っても勝利できるようになる。
【犯罪王】が世界に王手をかけるまで後少し