概要
CV:ジョン・スパークス(牧場主と兼役)
ショーンたちが暮らす牧場の牧羊犬。ピッツァ(pizza)ではなくビッツァー(Bitzer)。
犬種は特に設定がないが、ファンの間ではビーグルやアイリッシュ・テリア、クーバースのいずれかではないかと予想されている。ちなみに元々は牧場の近くで暮らしていたただの野良犬だった。
このアニメのお約束で人間顔負けの器用さを発揮するものの、所詮動物なので人間の常識には疎いフシがある。彼の認識ではバグパイプは鳥らしい。
大きな鼻と青い毛糸(?)の帽子が特徴。二足・四足歩行ともできるが、大抵は二足歩行する。
シーズン1、3〜は頭部以外は全て黄土色で黒い鼻と黒に近い茶色の耳をしている。
シーズン2ではソニックシリーズのテイルスに近い外観をしており、このシーズンだけはフサフサ。
飼い主の下では手足のごとく雑用をこなし、牧羊犬としてはホイッスルで羊たちをまとめ、それ以外にも管理人としての仕事はほとんどこなしている働き者(動物達のエサやりなど牧場主自身が行う仕事もある)だが、牧場主のとばっちりや彼らのドタバタに巻き込まれたりすることも。羊たちが悪ノリを始めたらとりあえずホイッスルで諌めるのがお約束。
しかしただ苦労犬というわけでもなく、時には羊たちと一緒にノッたりトラブル解決に奔走したりもする。特にショーンとは親友であり、同じ牧場の仲間として通じ合うものがあるのだろう。
犬なのでセリフは「ワウ」「ワウワウ」がほとんど。あとは感嘆・怒ったときはグルルルといううなり声を発するが、意外にも「ワン」と鳴く事はほとんど無い。
※英語圏では「ワンワン」に相当するオノマトペが「バウ・ワウ」だからだろう
好きなもの
犬らしく骨に目がない他、棒を投げて取ってくる遊びが大好き。
その素振りを見ただけでそわそわしだすし、シーズンによってはアイキャッチでもセルフでやっている様子が描かれている。また楽器演奏が得意という一面も。
ちなみにいつも被っている青い帽子は子犬だった頃(拾われた頃)に牧場主からもらった宝物。相当な愛着があるようで、それ故に帽子を脱ぐことを嫌う。
- 嫌いなもの
郵便配達を見るとなぜか激高して襲いかかる悪癖があり、なんとか克服しようとショーンたちと奮闘する「ビッツァーの困ったクセ」という回がある。
余談
- 犬小屋
ビッツァーの体格にピッタリ合った犬小屋。律儀にチャイムと小窓つき。
一度牧場主が壊してしまい、ショーンたちが改装してくれた事もあったが、一話完結のせいか他の回では元の小屋に戻っている。
- 悪事の片棒
「ドッグショーに出よう」での一幕。
牧場主は「ビッツァーでは優勝できそうにないが、どうしても諦めきれない」という事でショーンをプードルに変装させ出場という暴挙に出た。見事優勝したショーンだがボロが出て優勝取り消しになり、トロフィー返上を求める審査員から逃げるため車を走らせる牧場主。
しかしドッグショーに出場していた犬が立ちはだかり、この時ビッツァーは吠えて威嚇した。不正したのは牧場主の独断専行だが、実質飼い主の悪事の片棒を担いだ瞬間である。
結局うまく逃げおおせ……られるはずもなく、パトカーに追われるハメになった(その後どうなったかは不明)。
※他の回でも悪事はあるが、そもそも動物なので罪に問いようがない
- 意外にお調子者?
基本的に真面目に働くビッツァーも、回によってはちゃっかりした面を見せることがある。飼い主の雑用に牧場の仕事(主に見回りと頭数確認)にと馬車馬のごとく働いてストレスが溜まるのだろうか。
例:ホイッスルを吹きまくってイタズラする、病院帰りでエリザベスカラー(首から顔を覆うメガホンみたいなアレ)をつけているのをいいことに色々労ってもらおうとする、等
オープニングでは毎回ドアに挟まれて変顔を披露するが、実はシーズンごとに微妙に表情が違う。
あと羊たちの踊りも左右の腕を交互に突き上げる動きだったりバンザイするような動きだったり。
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