概要
新本格とは日本推理小説のブームの事、また推理小説の主な風潮を指すジャンル名。既に日本の推理小説において本格推理というジャンルが存在していた為、下記特徴を持つ推理小説と切り分ける為にこう呼ばれる。
- 作家が大学のミステリ研究部に所属(していた)
- 学生が主人公
- 密室殺人またはクローズドサークル
作品が新本格とされている推理作家に綾辻行人、有栖川有栖、法月綸太郎、我孫子武丸、北村薫などがいる。
現況
2022年1月現在、多くが帯コメントの寄稿や推理小説講師という形で後進の育成に力を注いでいる。
綾辻は、現役の推理小説家として業界に君臨し、また『Another』といった自著をもって推理作家に留まらない新境地を開拓している。
北村は、デビュー作『空飛ぶ馬』他自著をもって結果的に日常の謎というジャンルを開拓し、間接的に同ジャンルで活躍する作家を輩出した。