人物
概要
三蔵一行と敵対する牛魔王サイドの妖怪、紅孩児の仲間。原作小説の独角兕大王がモデル。
豪快で男臭い性格で、紅孩児の事も『紅』と呼んで気さくに接する兄貴的存在。
その正体は沙悟浄の異母兄。幼名は沙爾燕(さじえん)。
悟浄を虐待する母とは反対に兄弟として優しく振る舞い、当時の悟浄にとって唯一の救いであり、支えでもあった(ただ、半ば精神を病んでいた母の扱いには苦慮しており、悟浄に対して癇癪を起した母を宥めるために不本意ながら近親相姦の関係を持っていたような描写もある)。
だが、ある日、母の誕生日に二人で選んだ花がきっかけで悟浄が殺されそうになり、助けるためとはいえ母を殺害してしまう。
その後、爾燕はこのままでは弟に迷惑がかかると思い家を飛び出し出奔。各地を放浪していた所を紅孩児に拾われ、今の名に改める。
似たような紅い髪と生い立ちから、紅孩児に弟の面影を重ねている節があったが、今はひとつの家族として紅孩児たち仲間を何よりも大事に思っている。
現在、弟の悟浄とは同じパワータイプである事と互いに守るものが出来たもの同士、好敵手のような関係。
武器は刃の部分に巨大な目玉がついた身の丈以上の大刀。
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殺生丸:半妖の異母弟を持つ繋がり