概要
破壊神マグちゃんに登場するキャラクターで、劇中で登場する上位存在の第二柱の邪神で、通称は『久遠』。
その外観は大きなクラゲの傘を被った小人であり、モチーフはクラゲ(=どことなく大型のクラゲの『スティギュオ・メデューサ』を彷彿させる)と思われる。
性質
劇中で良くも悪くも個性的な上位存在の中でも、超然的な言動を見せる存在であり、ある意味で最も神らしい態度を見せる。
ただし、それ故に自らの目的達成の為なら、あらゆる手段を躊躇しない機械じみた冷徹さをも備える……が、故に唐突の(かつ自分への実害がない)事態も動じずに応じる為、時に天然ボケを思わせるシーンも。
権能
『久遠』の通称の通り、特定の時間帯を切り取り、ユピススが望む限り反復を繰り返させられる能力を持つ。
その他、任意で次元の狭間の往来が可能、自分への攻撃を時を加速させて攻撃に用いた存在を消失させる等、マグ=メヌエクの『破壊』とは別ベクトルで脅威的な性能を誇る。
久遠の抱擁
活躍
マグ=メヌエクの異変とその切っ掛けとなった少女・宮薙流々に興味を持って活動を開始、初手としてタイムループを実行する。
その後、自分を除く邪神達がユピススの暗躍に気付いた為、彼等の前に顕現し交戦を開始。
ユピススは真っ先にナプタークを掃討し、ウーネラスとミュスカーの波状攻撃をものともしないが、次第に膠着状態に陥る邪神達。
だが、目的である流々が登場した為ユピススは一方的に停戦、早速流々との問答を始める。
事前に『幼い頃の父親との死別、それが原因で母親の長期の単身赴任』等の情報を押さえていたユピススは「家族との別れが寂しいなら、余の力で何時までも両親といられる」と甘言を囁くが、当の流々は「お父さんとの別れがあったから、平穏な日常がいつまでも続くことが幸せだとわかった」と返答した。
更にマグちゃんとの遣り取りから、マグ=メヌエクの異変が『流々との出会い』にあると確信したユピススは「改めてマグ=メヌエク達を観察する」との旨を一同に伝えた後、自ら次元の狭間に赴いた。
そして、ユピススの眼には、浜辺で邂逅した直後のマグちゃんと流々の姿があった……。
余談
上記の最後によって一部の読者から「『破壊神マグちゃん』の読者の一員になった」とネタにされている。
関連タグ
マグ=メヌエク、ナプターク、ウーネラス、ミュスカー、ノス=コシュ:同胞。
ヨグ=ソトース:立ち位置や能力のモチーフと思われる。
ウツロイド:クラゲモチーフで似た外見をしている。