概要
代表作はやはり俺の青春ラブコメはまちがっている。とあやかしがたり。
他にクオリディア・コード(クズと金貨のクオリディア、どうでもいい 世界なんて -クオリディア・コード-)やガーリッシュナンバー、GETUP!GETLIVE!(ゲラゲラ)など。
このようにラノベ作家として有名だが、実はやはり俺の青春ラブコメはまちがっている。以外はほとんどメディアミックス前提のプロジェクトであり、小説家というよりは企画・脚本担当の人(自身の作品のアニメ版に、シリーズ構成や脚本でかかわることが多い)。これはエンタメ企業マーベラスに勤める兼業作家だからであろう(2016年時点で、今後も兼業を続けていくと発言している)。要は本業と執筆業の垣根が薄いのだ。
また創作やサブカル系のイベントや番組に出演することも多い。
愛称はわたりん。
作風
重厚かつ緩急のある地の文の描写に定評がある。また時事ネタ・パロネタや言葉遊びを得意とする。
また会社勤めや学生時代の苦い経験が反映されていることが多く、どこか皮肉っぽく捻くれたキャラクター像が読者に愛されている。
ライターの中では特に田中ロミオや王雀孫に大きな影響を受けたという。
略歴
1987年1月24日生まれ、千葉県千葉市出身。
孤独な学生時代を過ごす。
文系教科、特に現代文が得意であり、私立文系専願であった。(そのためか、著作の主人公もだいたい私立文系である。)
稲毛高校卒業後、明治大学情報コミュニケーション学部に入学。
出版業界への就職を志すも内定が取れないまま4年の夏休みに突入。「このままでは無職になる」とラノベを書き始め、これが小学館ライトノベル大賞を受賞。処女作のあやかしかたり(2009年、小学館 ガガガ文庫)となり世に出る。その後内定を取った企業(マーベラス)に勤めながら兼業作家をやることになる。
硬めの時代劇ラノベであったあやかしがたりが余りにも売れなかったため、自分の殻を破るためにラブコメへ挑戦。これがやはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(2011年、同)で、大ヒット作となり、アニメ化を果たす。
人物
学生時代は非リアだったと思えないほど軽妙なトークに定評があり、各種メディアへの露出も多い。顔出しもしている。また原作者なのにキャラソンを出すなど多芸な人気者。
兼業作家なので仕事量が多いらしく、結構不健康そうな生活をしている。そのためか最近はサウナに行くようになり、サウナ関係の資格も取得していた。
交友関係
作家ではさがら総や橘公司、声優の堀井茶渡や江口拓也と仲が良い。
関連作品
弱キャラ友崎くん……同じガガガ文庫の学園ラブコメの後輩に当たる作品。応募原稿の特別審査員も務めた。着眼点やテーマが真逆。