概要
2003年に初代が発売され、1年強の中断も含めて現在まで4代目モデルが販売されている。
手頃な価格ながら、モータースポーツなどでも本格的な走りを楽しめる走行性能で国内外で高い評価を得ている。
初代HT81S型は、1,5Lのエンジンに5速MTでボディー形状も3ドアのみであった。
専用のチューニングが施されたエンジン、レカロシート、時速240kmスケールのスピードメーターなどを専用装備としながら、価格は119万円とライバル車にあたるヴィッツRSより約30万円も安かった。
2005年9月に2代目ZC31S型が登場。
エンジンの1,6L化と電子制御スロットルを採用した。
排気系統が標準仕様のスイフトとは異なるため、スペアタイヤが搭載されていない。
モータースポーツでは、JWRCには2005年のシーズン後半に「スイフト・スーパー1600」として試験参戦後、続く2006年シーズンから全車が2代目に置き換えられた。
2011年12月に3代目ZC32S型が遅れて登場。
エンジンは先代と同じだが、シリンダーヘッドを改良して馬力を向上させた。
またミッションも輸出仕様のキザシの6速MTをベースとしたものに変更し、それまであったATも全て7速のCVTになる。
衝突耐久性も改良されたが、先代までオプション設定されていたレカロシートは廃止された。
2017年9月に4代目ZC33S型が登場。
エンジンはブースタージェットと呼ばれる初のターボエンジンとなった。排気量は1.4Lと小さくなった代わりにトルクは大幅にアップした。
トランスミッションは6速MTと、CVTをやめて6速ATを設定。
また車幅が1,730mm台にまで広がり、スイフト系列初の3ナンバー車となった。
価格は先進安全装備非搭載グレードの場合は200万円台をギリギリ切るくらいの設定で、これはトヨタの1.5L自然吸気のヴィッツGR SPORTを下回る価格であったため、たちまち絶賛の声を集めた。