概要
原作キャラクターデザインの武内崇氏がアニメ雑誌用に描き下ろした「もしもセイバーがマスターだったら」という公式派生キャラ。
アニメ雑誌「月刊ニュータイプ」で2011年11月~1月に実施された誌上企画「My Favorite SABER Project」内アンケート「もしアルトリアがセイバークラス以外で呼び出されるとしたら?」で、「むしろマスターで!」という回答が1位を獲得した為、同誌2012年6月号ピンナップでTYPE-MOONの武内氏が描き下ろしたのがセーラー服に身を包み右手に令呪を宿した「女子高生セイバー」だった。
武内崇氏が描き下ろした件のイラストは、ムック「TYPE-MOON 10th Anniversary Phantasm」に再録されている。
まさかの展開
ところが話はこれで終わらなかった。
PSVita版『Fate/hollow ataraxia』収録のミニゲーム『カプセルさーばんと』にて敵マスターとして登場することに。CVは勿論、川澄綾子氏。
なお、サーヴァント枠にもいつもの方をはじめ様々なバリエーションが登場するのであっちもこっちもセイバーな状態も可能である。
2016年7月30日にフィギュアが発売された。
帝都聖杯奇譚
『コハエース』の外伝作品である『帝都聖杯奇譚』にて、アルトリアと言う少女が魔人アーチャーの2代目マスターを担当した。
服装もマスターアルトリアと同じくセーラー服で、日本陸軍の軍帽を着用している。
莫大な魔力の持ち主で、当初は第2次世界大戦時の東京にてアーチャーを召喚した日本陸軍の魔術師に魔力タンクとして使い捨てられるはずだった。しかし、召喚者を殺害したアーチャーに目を付けられた事で運命が一変。陸軍を掌握したアーチャーにマスター兼彼女の部下として協力することに。
実はアーチャーの凄まじい消費魔力を供給できたり、剣の達人だったりとかなりハイスペックなのだが、尺の都合もあり、欄外や人物紹介で説明されるに留まった。
なお、本作における彼女は「日系人で軍部の偉い人の妾さんの娘」とのこと。外国人の彼女が日本軍のマスターとして活動しているのはその辺りの事情もあるらしく、軍部での彼女の立場は実際かなり微妙なもののようだ。
また、どうやらこの世界ではモーさんと義理の姉妹らしく、現在は欧州に留学しているとのこと。欧州では死徒戦線が勃発しているらしいが、色んな意味で大丈夫なのだろうか。
関連タグ
Fate/hollowataraxia カプセルさーばんと 帝都聖杯奇譚
Fate/GrandOrder:公式設定集のヒロインXの因縁人物に「謎のセーラーX」が記載されており、ヒロインXオルタではなくマスターアルトリアを指している可能性がある。
つまり、『セイバー顔(マスターでも容赦無し)』という事になる。