S&W社製の.38口径Kフレームリボルバー。
元々は軍や警察向けに開発されたものではなかったが、軍用に.38LC用モデルを出した事からM&Pの愛称が付けられた。
法執行機関向けの銃としてS&W社の販売記録を更新している。
この銃が開発された当時、コルト・ファイヤーアームズ社と製品開発競争が行われていた頃であり、銃身のライフリングやシリンダーの回転方向が異なっている。
近年、S&W社は、新型リボルバーや自動拳銃、セミオートライフルなどに、ベストセラーのリボルバーだった「M&P」の名を冠している。
新型M&PリボルバーにはKフレームのものは登場していない。
M13
M10をベースに.357マグナムに対応させたモデル。
1970年代半ばから1990年代ごろまでFBIで採用されていたものが有名。
なお、このFBI仕様は
- バレルの長さは3.1インチ(2.5インチだとインジェクターロッドが短くなるため)
- リアサイトは不要(ほとんど使わない上に、引き抜く際に上着に引っかかるのを防ぐため)
- 使用弾丸は(当時)アメリカの各市警で一般だった.38スペシャル弾(銃撃戦になった際に弾丸を借りる為) ※FBI職員は予備の弾を持ち歩かない
- .357マグナム弾を使用可能(自動車などの遮蔽越しの銃撃戦を想定して)
というFBIからの要求に応える形でM13をベースに制作された。