ドラゴンクエストシリーズに登場する呪文の1つ。
概説
味方全員のMPを15消費し、敵単体に300強のダメージ(全呪文中最大ダメージ)を与える。
ダメージこそ派手なものの、パーティ全体のMPを消費するため効率の面では劣り、持久戦になりがちなDQのボス戦では実用性に欠ける部分がある。例として(相手の耐性は大きく異なるが)敵単体攻撃呪文のメラゾーマは消費MP10で200弱のダメージを与えると言えば効率の悪さが窺えるだろうか。
全員で唱える必要があるため、誰か1人でも行動不能になっていたり、MPが足りないと唱える事はできない。
何よりコレを使ったターンに他の仲間が行動できないという点が痛い。
5で消費MPが減り、6で威力が倍増したものの、7を最後にナンバリングタイトルの登場を潜めていたが11で再登場した。
最もダメージの大きいSFC版DQ6(やまびこのぼうしと併用すれば一撃1200以上。ちなみにDS版ではやまびこしない)ですら評価が微妙なので仕方ないといえば仕方ない。
久しぶりに登場した11では「連携技」となったのでこれを使っても4人全員のターンが終了することは無く、仲間3人が他の行動も可能になって使い勝手が大きく改善された。
従来の作品とは違い単体攻撃ではなく敵全体が対象となり、最大ダメージは約1500とマダンテを除けば最強の威力を持った攻撃呪文に返り咲いた。
だが使用には戦闘メンバー4人がゾーン状態になっている必要があり、攻撃魔力の無い仲間が入っている状態で発動すると威力が伸び悩むので注意が必要。
演出・メディアミックスでの扱い
『仲間の力を一つに合わせる』というドラマチックなイメージから、漫画作品では最後の切り札として重宝されている。
『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』や『ドラゴンクエスト 幻の大地』にて、多くの人の力を集めて放つ様子はまるで元気玉である。特にラスボス戦では世界中の人々の祈りを結集し、本来のスペックをはるかに超えた「正義の鉄槌」が放たれている。
ドラゴンクエストⅩでもVer.5のラスボスへのトドメとして世界中の人々の祈りの力を込めたミナデインが使用された。
またゲーム外ではメイン画像のようにMPを持たないキャラは武器の魔力を使用するという形で参加している。