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末世之豔の編集履歴

2022-04-03 00:25:54 バージョン

末世之豔

まっせのえん

台湾の人形劇「霹靂布袋戲」シリーズの登場人物。

概要

本名:公子霞(こうしか)


霹靂布袋戲」の登場人物。

霹靂戰魔策」の主要人物の一人。


花凋族の六世花王。優れた美貌を持ち、歴代花王の記憶と力を引き継いで誕生した。

華麗を好む狂人で、魔界の主・天魔の宿敵になる。


プロフィール

初登場霹靂戰魔策 第22章
退場霹靂戰魔策 第40章
根拠地花神殿
出身花凋謎境
身分花凋族の六世花王
仇敵天魔
部下女焱師、蘭鑲玉筆、三生雪、長宵、追惜、聖女司
その他命蕭疏(客卿)、白無垢
武器大不韙(妖刀)
所有物摺扇、神花龕、花王座

人物

金髪の美人で、華麗な錦の服まとう花凋族の六世花王。扇を手にして、優雅に振る舞う。華麗を好むが、常人離れの思想と人生観を持つ。大胆な言動や、世俗に反した行為を積極的に挑戦している。神花から生まれた特異な存在ゆえに、一般人より寿命が短い。そのため、この一生を自分らしく生きると、世間を轟く野望を心に秘めた。


花凋族の王族は両性具有で、花が持つ雄蕊と雌蕊のように、末世之豔も二つの性別を併せ持つ。自由に性別を切り替えることができ、普段は美しい男性の姿だが、美女に姿を変化して踊る場面も見られる。しかし末世之豔は、一つの性別に囚われず、自由に生きたいと思っている。


花凋族は冥界に生息する妖族の一種で、初代の開世花王だった時代に、天魔たち魔族と同盟関係を築いた。その際に、花凋族の女司祭が天魔の妻となり、魔界の聖母になる。いわゆる婚姻同盟を締結した。開世花王は弱小だったため、司祭の嫁入りは、当時の花王にとって屈辱だった。末世之豔は、歴代花王の記憶と力を引き継ぎ、強大な存在となった。誕生の際に、祇首魈嶢の邪術に加え、その屈辱は魔族への憎悪に変貌する。


経歴

かつて魔界の権力争いと、聖母の落命に加え、花凋族の人々は魔族を敵視するようになる。天魔は魔族再興の一環として、花凋族が住む花凋謎境にある魔脈を取り返そうとした。反撃に出た花凋族は、祇首魈嶢と協力して、花王の転生に手掛けた。


末世之豔は魔界の拠点の一つ・青蓮寒獄で六世花王として誕生。生まれて間もなく、青蓮寒獄に駐在する孤炬燎原ら魔族の将兵を殺害した。その存在は天魔と相生・相克する宿敵で、魔界側にとって大きな脅威である。


忠臣に恵まれ、歴代花王が積み重ねた記憶と戦闘力を巧みに使いこなし、魔族たちを追い詰めていく。開世花王時期の旧臣・白無垢を人質に捕らえ、監禁の際に苦痛を与えた。その残虐さと、弱者になりたくない気持ちは、歴代花王と異なる生き方を体現したものである。


やがて白無垢が死亡し、花凋族と魔界の対立がさらに深まる。末世之豔は天魔と攻防を繰り広げる中、天物之澤と魔脈を利用して、魔界の滅亡を狙った。花凋族が優勢に見えたが、白無垢は実際に亡くなっておらず、末世之豔は魔界の策に嵌ってしまう。


最終決戦で天魔に敗北し、逃げ延びた先に部下の追惜と再会。夕焼けの景色を眺め、皮肉にも一生使わなかった本名・公子霞を思い出す。魔族に殺されたくないプライドから、追惜に命令して、刃で心臓が貫かれる。追惜に刺され、花王としての尊厳を保ったまま絶命した。

死後に命苗が冥河之母に持っていかれ、行く末が魔界に危惧される。


辞世の句

末世之豔は死ぬ直前に、踊りながら以下の句を詠んだ:

君不見蕣華不終朝,須臾淹冉零落銷。

 盛年妖艷浮華輩,不久亦當詣冢頭。

 為此今人多悲悒,君當縱意自熙怡。


これは南朝の詩人・鮑照が著した楽府詩『擬行路難』から一部取ったものであり、原文は悲観的で、苦しくて短い人生に嘆く描写が多い。末世之豔が詠んだ部分は、当時の心境を表している。

日本語に訳すと:

  • 「君は朝にムクゲの散り際が見られない。瞬く間に、そして徐々に零れ落ちて消えるから。若盛りの頃は妖艶で虚栄な輩だったが、間もなく他の者と同じく、墓場に向かうだろう。これで当世の人が悲しんで不安になるが、君は思うまま、喜んで散っていく。」

関連タグ

霹靂布袋戲 霹靂戰魔策


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