概要
身長30m、重量5000t
『ゴワッパー5ゴーダム』の主人公機。大洗博士が地底魔人と闘うために作り上げたロボット。体内には指令室、メカ工場、格納庫などがあり、さながら動く基地といえる設備を持つ。通常は奇顔島内に待機しており、出撃時は左右に分割され発進する。奇顔島内にはメンテナンスドックや製造エリアがあり、それを利用してゴーダムの改造を行っている。
当初は大洗博士の記憶を宿した電子頭脳が存在し、そこからゴワッパーに指令を出していた。そのため、5人が出撃した状態でも単独で行動することができた。また、ゴーダムはゴワッパー5にとっての基地でもあり、兵站としても高い機能を持っている。
しかしドックガーン将軍の罠にはまり23話でAI部分が損傷、大破。以降はマニュアル式に変更されることに。その際に体内のメカ工場を利用したメカチェンジの機能を追加された。
武器
- ゴーダムホーガンダー:両肩にある円盤を射出して敵を粉砕する。主に円盤同士をあわせた状態で使用する。
- マグネティックホーガンダー:ホーガンダーの黄色の円盤が外れ、吸着地雷となる。
- ゴーダムハリケーン:指先から熱風を放出。
- ゴーダムスピアファイヤー:同じく指先から炎の矢を発射。
- ゴーダムレーザー:胸から発射されるレーザー機銃。
- ネオLD光線砲:連合軍が開発した精密射撃が可能なビーム砲。ゴーダムの鼻にあたる部分に搭載されている。
ゴワッパーメカ
※画像はエイプレーン
ゴーダムには艦載機として5機のマシンが搭載されている。これはゴーダム自体動く基地として機能しているためで、作戦に応じて各マシンが出撃し、ゴーダムとの連携で攻撃を仕掛ける、といった変則的なパターンをスムーズに行えるようになっている。そのためゴワッパー五人がそろってゴーダムのコックピットにいるシーンが多くなく、中には五人とも出撃しているケースも見られた。
ゴワッパーメカは集合場所の座礁船を模した格納庫で待機し、ここから発進する。
- エイプレーン
岬洋子が操縦する海空両用機。尾翼はブーメランとして射出できる。主に偵察機としての活躍が多かった。
- ゲソマシーン
津波豪が操縦するフォーミュラーカー。先端にドリルを装備。空中以外の環境に対応している万能マシン。
- タートルタンク
亀山大吉が操縦するドリル戦車。武装類が最も充実しており、装甲も厚い。
- ヘリマリン
小石川五ェ門が操縦する潜水艇。純粋な潜水艇であるため、行動範囲は5機の中ではもっとも狭いが、索敵能力が高く小回りが利くため海底での偵察にも使用されている。
- ヤドカリジープ
河口のり助が操縦する海陸両用車。行動範囲はゲソマシーンに次いで広く、状況によって崖をよじ登るといったトリッキーな行動をとることがある。
メカチェンジ
※画像はゴーダムドラゴン
改修後のゴーダムは、体内のメカ工場を利用してのメカチェンジを行えるようになった。
チェンジ時には『ゴーダム・ブラストオフ』のコールで四肢を分離、その状態で胸部のハッチが開き、各形態を構成するパーツが射出される。それらのパーツを組み合わせることによって各形態へのチェンジが完了する。パーツ自体は使い捨てとなるため、別形態への再合体の際には破棄される。
この仕様は体内メカ工場の機能をフル活用したものだが、パーツ製造にはある程度データが蓄積している状態でないと製造できず、データが不足しているとパーツ製造ができないという欠点がある(もし製造できても不良品が出来上がる可能性がある)。ただし一度データを作成すればメモリーカセットに保存されるため何度でもパーツ生成が可能で、話が進むにつれて別形態への合体もスムーズに行えるようになっている(例・ゴーダムモーラー→ドラゴン)。
各形態
- ゴーダムドラゴン:主に水中用だが空中でも使用可能。多連装ミサイルや尻尾のハンマー、口からのビームなどで武装する。
- ゴーダムスカイハイ:空中での高速戦闘形態。嘴のレーザーや翼部の超音波カッターなどで武装する。
- ゴーダムクリケッター(モーラー):地上・地中用の形態。ドリルを利用した体当たりを敢行する。ネオLD光線砲も使用可能。
- ゴーダムタイガー:地上での高速戦闘が得意な形態。タイガーファングやクローでの格闘戦、肩のホーガンダーを使用しての攻撃など、各形態の中でもっとも戦闘能力が高い。
関連項目
AGEシステム:データの収集によって武装を作り上げる点が類似。