バド(ゼルダの伝説)
ばど
概要
(声:高橋研二)
スカイロフトに暮らす騎士学校の学生。
ガキ大将気質な性格で、周りの人間には威圧的な態度を取っており、ラスとオストの二人を子分に連れ歩いている。
ゼルダに好意を寄せており、一緒に行動しているリンクの事をライバル視しているため、物語序盤では鳥乗りの儀の当日にリンクのロフトバードを閉じ込めたり、儀の最中に禁止行為である物を投げつけての妨害を行ったりと手段を選ばない面を見せていた。
ゼルダの行方不明後はすっかり落ち込んで部屋に籠っていたが、物語中盤でゼルダを探すためにリンクの後を追って大地に降り立ち、当初はリンクに代わって自分がゼルダを助けると主張し出すも、すぐに封印の地の老婆であるインパからリンクとゼルダの背負う使命を教えられ、さらに彼女に諭されたことで自分でしかできない事を模索し始める。
後に封印されしものと戦うための設備である爆弾投擲装置「パワフルピッチャーマシーン」を製作、その操縦者として封印されし者との戦いで重要な役割を担い、封印されしものが蘇る度にリンクの戦いを補助した(ぶっちゃけ、このパワフルピッチャーマシーンの活躍っぷりは相当なもので、これが無かったら詰んでいたレベルである)。
また、これ以降は横暴な振る舞いを止め、男気ある性格となってリンクとも友情を築いていくようになる。
ゼルダがギラヒムに攫われそうになった際には怯えながらインパを庇うも、彼に「変な髪型」と呼ばわりされて一蹴されてしまうが、すぐにリンクを追いかける形で時の扉から過去に向かい、終焉の者後は彼の手で殺されかけた抜け殻状態のゼルダを身を挺して助け、最終決戦に挑むリンクにインパからの助言を伝えた。
なお、上記の光景を見た終焉の者は、女神の騎士であるリンクの他に、かつて女神に助けを求めるだけだった人間が共に自身に抵抗しようとするのを見て不敵に笑いながらその行動を評価していた。
終焉の者が倒された後はリンク・ゼルダと現在に戻り、インパの最後を見届けてスカイロフトに帰っていった。
その後は大地で過ごしているうちに自分のやるべきことを見出し、故郷に戻らずに大地で暮らしていく決心をする。
エンディングではリンクやゼルダ、取り巻きの二人と共にスカイロフトと大地を往来する。
余談
神々のトライフォースの数百年後を描いた漫画『リルトの誓い』には、オリジナルキャラクターとしてゴンザが登場する。武器はショートソード(未使用)、短剣、バクダンなど投擲武器を主体とする。
体格がよく正義感のある言動を見せるが、根は女好きのええかっこしい。
ハイラル城下の出身で勇者に憧れる青年だが、主人公リルトがマスターソードの使い手だと知ると嫉妬心から強奪し、更にはバクダンを投げつけて逃走する。
ガノンの配下である恐怖王ハギスに戦いを挑むも、資格無き者にマスターソードは答えず敗北を喫する。このことから恐怖心を植え付けられてしまうが、ハギスの力を知って尚戦いを挑もうとするリルトを見て立ち直り、相棒として同行する。
以後はリルトを勇者と認め「勇者を目指すよりリルトを見ている方が楽しい」と思うようになる。
「当初は主人公をライバル視していたが後に友情を抱くに至る」「横暴な振る舞いが見られたが実は臆病者」「しかし男気を見せるようになるまで成長する」「投擲爆弾を駆使して戦う」「大柄な体格で髪型が独特」と言った点が類似。