概要
1954年に『波止場』でアカデミー賞の主演男優賞を授賞。
若くしてハリウッドのトップスターとなったが、様々なトラブルや失敗が重なり、徐々にキャリアが低迷した。
『エデンの東』の主役のオファーを断ったことも有名。(ジェームス・ディーンが演じることになった)
1972年『ゴッドファーザー』のドン・コルレオーネ役の演技が高く評価され、2度目のアカデミー賞を獲得したが、「アメリカ映画界の人種差別への抗議」を理由に受賞を拒否(彼の恋人や愛人には有色人種が多かった)したことでもおおいに話題となり、トップスターの座に返り咲いた。
かつてハリウッドで最も高額なギャラを獲得する俳優だったが、ジョニー・デップの監督作『ブレイブ』には無償で出演している。
また俳優業のロケで訪れていたタヒチの自然保護にも力を入れており、自らの資産を投げ打って一部の島を購入し、自らの別荘として利用した。この島は現在リゾートとして一般にも開放されており、誰でも宿泊可能となっている。
晩年はご子息が殺人事件を起こしたり、自身も糖尿病など多くの病気に苦しむ波乱万丈な人生であった。
2004年7月、心不全のため80歳で死去。