「ここは我々が食い止める。盾を分離して、貴方がたは火星の裏に撤退を!」
CV:池田勝
概要
『宇宙戦艦ヤマト2202』に登場する、地球連邦防衛軍の軍事キャラクターの1人。アンドロメダ級2番艦『アルデバラン』艦長を務める。元ネタは『さらば宇宙戦艦ヤマト』に登場した地球艦隊司令(アンドロメダに乗艦していた)と思われる(ちなみにメイン画像だけでなく、現状イラストはほとんど元ネタの方)。容貌もほぼ踏襲されており、灰色の髪、鼻下のカイゼル髭など、共通している部分が多い。ただし、軍服は2202仕様の為、コートは形状は沖田十三と同じタイプで、外側は黒色、内襟が青色に変更されている。
徹底した合理主義者とされており、座右の銘は”思索生知”である。
その合理的思想からか、艦隊運用の自動化を促進している。並びに波動砲艦隊の効率的な運用について研究し、提唱していた。波動砲戦の艦隊陣形であるマルチ隊形は彼の命名である。この設定も、オリジナル版『さらば宇宙戦艦ヤマト』で、艦隊司令が初めてマルチ隊形を命じていた事に由来すると思われる。
彼のビジュアルは、アルデバランのプラモデル(発売当時アニメはまだ二章と三章の間の時期)の説明書に早々と記載されていたが、実際の登場は第六章からと、遅いものとなった。ちなみにデザインしたのは監督の羽原信義であるとのこと。そのあたりを考えるに、おそらく本編での登場はそこまで想定しておらず、あくまで設定上の存在のつもりだったのだろう。
経歴
第21話にのみ登場。火星戦線に参加し、ガトランティス軍を迎え撃った。彗星内部から現れたバルゼーの座乗艦アポカリクス級航宙母艦から、大量のデスバテーターが発艦し、それを迎撃する為に速射魚雷や主砲を斉射しつつ、重力子スプレッドで迎撃する。
迎撃を潜り抜けたデスバテーターが、ローレン・バレル大使の乗るゼルグート級一等航宙戦闘艦にミサイル攻撃を加えた為、僚艦(有人仕様か無人仕様か不明)を縦にして防いだ。その後、山南修司令直属の無人艦隊が駆けつけることから、バレル大使に撤退を促した。